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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 75 真逆の展開

「はぁ、あぁ、ね、ねぇ、舐めてよ」
 精一杯に目力を込めて、哀願ではなく、命令したつもりであった。

「は、はい…姫」
 オリオンはそう返事をし、わたしをベッドへと寝かせながら、その一瞬の流れの隙にストッキングのウエスト部に指先を掛けてパンティごとストッキングを脱がしたのだ。

「ああんっ…」
 わたしはそのやや強引な脱がせ方に感じてしまう。
 そして両脚のストッキングを完全に脱がせるのではなく、スルッと左脚だけを脱がせたのだ。
 そして脱げた左脚を掴み、上に持ち上げながらアソコに直に舌先を這わせてきたのである。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「あんっ、そう、いいっ…」
 わたしは精一杯の虚勢を張った。
 何とか命令口調をしてやらせてあげているんだというカタチを取っているつもりではあるのだが、傍から見たらすっかりオリオンのテクニックに喘がされ、淫らされている様にしか見えない有様なのであったのだ。

「あ、あぁぁ……」
 まずい、感じる、イッちゃいそうだ…

 わたしはオリオンのフェチのテクニックに溺れてしまっていたのである。
 これじゃあ、どっちがエスで、どっちがエムなのかわからなかった。
 呑み込み、支配するどこではなく真逆の展開になってしまっていたのだ。
 ミイラ取りがミイラになってしまったのである。

 そしてオリオンの舌先がクリトリスを弄ってきた時であった。

「あんっ、だ、だめっ、あっ…」
 わたしは全身を震わせて絶頂を迎えてしまったのである。

「ああっ、イッ、っくうぅぅ………」
 わたしはオリオンの舌先に、あっという間にイカされてしまったのだ。

「はぁ、はぁ、はぁ……」
「ひ、姫、たまらないです…」
 オリオンはそう囁きながら喘いでいるわたしにキスをし、唇を吸ってきたのである。
 わたしは昨夜の自慰行為から、この快感に喘いでいる時の唇の感触が欲しくて堪らなかったのだ。
 だからこの時の彼の唇と舌先を待ってましたとばかりに、夢中になって貪ったのである。

 あ、あぁぁ…
 心の中で愉悦の喘ぎをする。
 そして支配するのではなく、彼のフェチのテクニックに支配されつつあったのだ。
 オリオンを呑み込むのではなく、呑み込まれそうになっていたのである。

 ま、まずい、これじゃあ真逆の展開になってしまう…
 





 
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