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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 76 愉悦の余韻

 あ、あぁぁ…
 心の中で愉悦の喘ぎをしていた。
 そしてわたしは支配するどころではなく、逆に彼のフェチのテクニックに支配されつつあったのだ。
 そう、オリオンを呑み込むのではなく、呑み込まれそうになっていたのである。

 ま、まずい、これじゃあ真逆の展開になってしまう…
 だが、クリトリスへの愛撫の絶頂感に子宮の疼きは衰えずに、逆に更に昂ぶってきていたのだ。
 そしてその絶頂感の余韻で、わたしはまだ動けないでぐったりとしていたのである。
 するとオリオンは自らの服を脱ぎわたしの残りのストッキングを脱がしてきた。

「ああ姫、姫にようやく再会できた…」
 オリオンは感激しているように高まった顔をしてわたしを見つめ、再び唇を吸ってくる。
 そして右手をわたしのアソコへと運び、指先でヒダの割れ目をなぞってきたのだ。

「あん…」
 わたしはまだ絶頂感の余韻に浸りながら弛緩したかのようにぐったりと横たわっていたのだが、オリオンのその指先の愛撫に再び喘ぎ、身悶えしてしまうのである。
 そしてここ最近の様々な想いや出来事による相乗効果ともいえる昂ぶりに、子宮も、吸われている唇も喜悦してしまい、すっかり心も震えてしまっていたのだ。

「あぁ、姫…」
「あぁぁ……」
 肩を抱かれて唇を吸われ、指先でアソコを弄られ、喘ぎ、身悶えをしていまう。

 ま、まずい、なんとかしないと…
 この目の前のオリオンはもうわたしの黒歴史の中に存在していた彼ではなく、既に別人の男になっていたのである。
 このまま彼に身を任せ、この快感の海の中に漂ってしまいたい欲情からの想いが湧き始まってきていた。
 その位に彼の指先の弄りは快感であったのである。
 微妙な力加減でヒダ全体をなぞり、その動きの中で時折クリトリスを絶妙にタッチで触れてくるのだ、その指先の弄りの動きが堪らないのだ。
 
「あぁぁぁ…」
 その指先の快感に油断をしていると、また、イカせられてしまいそうであった。

 な、なんとかしなければ…
 という焦る想いと
 このままもっと感じたい…
 という二つの想いが湧き起こり、心の中で葛藤を始める。

 なんとかしないと…

 いや、このままもっと気持ちよくなりたい…

 だめっ、それは大原部長、いや、浩一さんへの裏切りになってしまう…





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