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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 81 オリオンの三つ星

「ええー、何回もするのぉ」
 オリオンは頷く。

「たいがいは3回はします…」
「そ、そうなんだ…」
 わたしはどちらかといったら充実した1回がよい、そう思う。
 そう思いながら今度はオリオンの股間に顔を近づけていく、あまり休みを与えてはいけない。
 そしてギンギンに脈打っているチンポを掴み、反り返えさせるのだ。

「あっ、久しぶりのオリオンの三つ星だ」
 そう、チンポの裏側の根元寄りに天空のオリオン座の三つ星のカタチのホクロがあるのである。
 相変わらず、ハッキリと三つ星が並んでいるのだ。
 わたしはまずはその三つ星に舌先を伸ばして這わせいく。

「ああっ」
 チンポがビクンと震えた。

「8年振りにオリオンの、舐めてあげるわ…」
「あぁぁ…」
 感激の喘ぎ声を漏らすのだ。

「でも出しちゃダメだからね…」
「は、はい…」
 そしてゆっくりと亀頭から唇に含んでいく。

 このフェラチオで完全にオリオンを支配できる…
 わたしは男を知った夜から、このフェラチオ、チンポをしゃぶるという愛撫が唯一男を支配できる行為なのだと昔から実感をしていた。
 ゆっくりとしゃぶり、チンポを愛し、射精へと導く時は殆どの男達はわたしに従順になったのだ。
 だから今夜もゆっくりとオリオンのチンポをしゃぶり、従順にし、支配をし、そしてオリオンという存在までをも呑み込むのだ。

 そしてわたし自身は黒歴史の一つを乗り越えるのだ…
 今はそう信じるしかなかったのである。

 ピチャ、ジュル、ジュボ、ピチャ、ジュル、ジュボ…
 ゆっくりとチンポをしゃぶっていく。

「あぁ、ひ、姫ぇ…」
 感嘆の愉悦の喘ぎ声を漏らしてくる。

 ピチャ、ジュル、ジュボ、ピチャ、ジュル、ジュボ…

「あぁぁ…」
 いつもは、いつも浩一さんのチンポをこうしてしゃぶっていると、わたし自身も昂ぶり、子宮がジンジンと疼いて堪らなくなってしまうのだが、今夜はそれ程は疼かない、やはり想いの違いの差なのだろうか。
 確かに興奮はしているから疼いてはいるのであるが、いつもの様にチンポを、硬い怒張を、子宮が欲してはこないのだ。

 これが愛なのか、愛の差なのか、やはり浩一さんを愛しているという愛の証なのだろうか…

 わたしはこうしてオリオンをしゃぶっているのにも係わらずそう冷静に考えていた。




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