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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 91 8月2日午前6時40分

「あぁ…いい…」
 そしてバイブのスイッチを押す。

 ヴィーン、ヴーーーー……
 
 ウィーン、ウィーン、ウィーン…

 ヌチャ、ピチュ、ヌチャ、ピチュ…

「はぁぁん……」

 バイブのバイブレーションの振動が子宮と膣を震わせ、本体部分のうねりが膣内の壁を刺激してくる、そして堪らずに手で上下動をし、ダメ押しで指先でクリトリスを弄るのだ。
 とにかく早くイキたかった、余計な事を考える間もなくイキたいのである。

 ヴィーン、ヴーーーー……
 
 ウィーン、ウィーン、ウィーン…

 ヌチャ、ピチュ、ヌチャ、ピチュ…

「はぁぁん……」

 ヴィーン、ヴーーーー……
 
 ウィーン、ウィーン、ウィーン…

 ヌチャ、ピチュ、ヌチャ、ピチュ…

「ううん…あぁ………」


 ヴィーン、ヴーーーー……
 
 ウィーン、ウィーン、ウィーン…

 ヌチャ、ピチュ、ヌチャ、ピチュ…

「あん…ぁぁ………」


 ヴィーン、ヴーーーー……
 
 ウィーン、ウィーン、ウィーン…

 ヌチャ、ピチュ、ヌチャ、ピチュ…

「はぁん…あぁ………」

 子宮と膣とクリトリスの快感が一つになった。

「あっ、っくうぅぅぅ……」
 わたしは全身を震わせながら絶頂感を迎えた、その今夜の絶頂感は、それ程に激しくはなく緩やかといえる様な絶頂感であったのだ。

「あぁぁぁ…………」
 そしてわたしは余計な事を考える間もなく、この緩やかな絶頂感の余韻の中で寝落ちしていくのである。




 ビー、ビー、ビー… 

 8月2日土曜日午前6時40分
 目覚ましアラームが鳴る。

「………うぅ…ん…」

 思ってたより熟睡感を感じ、スッキリと目覚められた。

 あら、意外にスッキリ眠れたわ…
 歯を磨きながら洗面台の鏡の顔を見てそう思っていたのだ。

 寝れない夜は、案外オナニーするのもよいのかもね…
 昨夜のサクッとしたオナニーの緩やかな心地よい快感を想い返しながら、そう思うのであった。

 顔のむくみもないし、意外にお肌の調子もいいみたい…
 鏡に映る顔を見ながらそう思うのだ。

 よしっ、今日も朝イチから会議三昧だ、頑張るっ…

 既に頭の中は、昨夜のオリオンこと武石健太とのことからは切り替わっていたのである。

 今朝はタクシーでなく電車で行こうっ…
 





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