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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
 11 涙

「あんっ、イッ、イキそう…」
 わたしは3度目の絶頂を迎えてしまう。

「イヤっ、あっ………んんっ……」
 カラダが絶頂感と共に、ブルブルと震えてくる。

「ああぁぁぁぁ……」
 子宮が悲鳴を上げていく、これで完全に心の暴走は止まるだろう…

 だが、絶頂感の震えが止まらない、そしてもっともっと欲しくなってきてしまい、堪らなくなってきたのだ。
 
 なんとか心の騒つく暴走が止まったのに
 子宮の疼きが止まらないのか…
 わたしは3度目の絶頂感に震えながら、そう逡巡していた。

 せっかく治まったのに…

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキン、ズキン…

 子宮が、膣が、もっと、もっとと、この熱く、硬く、脈打つ部長の怒張が欲しくて疼いてくるのである。

 ああ、なんてことなんだ…
 この子宮と膣の尽きぬ欲望の疼きを感じ、わたしはなんだか悲しくなってしまう。
 そして気付かずに涙がこぼれていたのである。

「んっ、美冴くん、どうしたんだ…」
「えっ…」
 わたしは絶頂感の余韻に震えていると、そう部長が云ってきたのだ。

「いや、涙が…」
 指先で涙を拭ってきた。

「え…涙……」
 わたしは無意識に涙を溢れさせていたのである、全く気付かなかったのだ。

「あぁ、ごめんなさい…」
「だ、大丈夫なのか…」
 そう心配そうな顔でわたしを覗いてくる。

「ねぇ……キスして…」
 わたしは黙って頷き、そしてそう囁いた。
 するとわたしをスッと抱き寄せキスしてくれる。
 涙が口に流れ込み塩辛いキスとなったのだ。

 わたしはこの止まらない欲望と疼きに混乱し、そして明日からの先を考えて絶望の想いが湧いてしまい、悲しくなってしまっていたのだ、だが、涙を溢していた事には全く気付かなかったのである。
 またそのコントロール出来ない気持ちの昂ぶりと、この欲望の欲情の疼きにも動揺をしていたのだ。

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ、ズキン…
 そう想いながらも疼きは治まらない。
 怒張が欲しくて堪らないのである。

 やはり、わたしは壊れてしまった…
 急激に、この2年間の抑えていた喜怒哀楽の感情や、希望、性欲、食欲等の欲望を解放してしまったので心のバランスが壊れてしまっているのかもしれない。

 2年間の抑制の反動で、自律神経のバランスが壊れてしまったみたいなのだ…







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