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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1

77 8月5日火曜日午前1時 蒼井美冴
ああ、寝なくては…
そう思ってベッドに入って約2時間が経っていた。
明日から正社員として新しい新規事業計画準備室に雇用されるのである。
その初日から寝不足ではシャレにならないのだ。
だが、昨日までの、まるで自律神経が壊れてしまったような興奮や昂ぶりとは違うのであるが、ドキドキ、ザワザワとしていて眠れないのである。
ただ、昨日までの症状はない、どうやら正常に戻りつつはあるようなのだ。
しかし目を閉じると、今日の朝からの出来事が順を追って脳裏に浮かんでくるのである。
あのコールセンター部のスタッフみんなの驚きの目が
あの笠原主任の驚きの目が
あの佐々木ゆかり課長の驚きの目が
そして彼女達との会話や、やり取り、面談の内容が…
順番に浮かんでは消え、また浮かんでくるのであったのだ。
今思い返せば僅かに5日前の木曜日、その日の午後に突然に、約2年間の心の呪縛が解けた、それから今日迄、怒濤の如くに色々な事が起こり、そして今夜、今に至っている。
まだ、心と、気持ちが追いついていないのだ。
ああ、ダメだ、どうしようか…
でも本当はこんな興奮で眠れない夜を鎮める方法は分かっているのである。
だが恐いのは、それが慣習となってしまうことなのだ。
しかし、このままではまだまだ眠れそうにない。
さっそく明日から、初日の明日から寝不足で、目を腫らし、むくんだ顔で出勤するのか…
それは嫌であった。
仕方ない、眠る為なのだ…
わたしは自らを慰めることにする。
すると、まだ、完全ではない、心の不調が急激に疼きを始めてきたのだ。
メスの本能なのか、こういうことのスイッチの入りは速いのである。
ズキ、ズキ、ズキ、ズキ…
ああ、疼いてきた…
そしてわたしはムスクの香りのお香を焚く。
ムスクの香り、それは愛したゆうじの香りである。
ああ、ゆうじ…
目を閉じるとゆうじのあの笑い皺の笑顔が、あの碧い光の目が浮かんできた。
そしてパジャマ代わりのTシャツと短パン、そしてパンティを脱ぎ、全裸になったのだ。
さあゆうじ、わたしを抱いて…
ああ、寝なくては…
そう思ってベッドに入って約2時間が経っていた。
明日から正社員として新しい新規事業計画準備室に雇用されるのである。
その初日から寝不足ではシャレにならないのだ。
だが、昨日までの、まるで自律神経が壊れてしまったような興奮や昂ぶりとは違うのであるが、ドキドキ、ザワザワとしていて眠れないのである。
ただ、昨日までの症状はない、どうやら正常に戻りつつはあるようなのだ。
しかし目を閉じると、今日の朝からの出来事が順を追って脳裏に浮かんでくるのである。
あのコールセンター部のスタッフみんなの驚きの目が
あの笠原主任の驚きの目が
あの佐々木ゆかり課長の驚きの目が
そして彼女達との会話や、やり取り、面談の内容が…
順番に浮かんでは消え、また浮かんでくるのであったのだ。
今思い返せば僅かに5日前の木曜日、その日の午後に突然に、約2年間の心の呪縛が解けた、それから今日迄、怒濤の如くに色々な事が起こり、そして今夜、今に至っている。
まだ、心と、気持ちが追いついていないのだ。
ああ、ダメだ、どうしようか…
でも本当はこんな興奮で眠れない夜を鎮める方法は分かっているのである。
だが恐いのは、それが慣習となってしまうことなのだ。
しかし、このままではまだまだ眠れそうにない。
さっそく明日から、初日の明日から寝不足で、目を腫らし、むくんだ顔で出勤するのか…
それは嫌であった。
仕方ない、眠る為なのだ…
わたしは自らを慰めることにする。
すると、まだ、完全ではない、心の不調が急激に疼きを始めてきたのだ。
メスの本能なのか、こういうことのスイッチの入りは速いのである。
ズキ、ズキ、ズキ、ズキ…
ああ、疼いてきた…
そしてわたしはムスクの香りのお香を焚く。
ムスクの香り、それは愛したゆうじの香りである。
ああ、ゆうじ…
目を閉じるとゆうじのあの笑い皺の笑顔が、あの碧い光の目が浮かんできた。
そしてパジャマ代わりのTシャツと短パン、そしてパンティを脱ぎ、全裸になったのだ。
さあゆうじ、わたしを抱いて…

