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シャイニーストッキング
第2章 黒いストッキングの女1
 6 佐々木ゆかり ③

 私達の逢瀬の場所はいつも決まっていた。
 会社の所在地から離れた都内の西にある、60階建てのシティホテルの部屋である。
 もちろん夜景が綺麗だし清潔感があった。
 だがなにより私はこのホテルの最上階にあるバーがお気に入りなのだ。
 私はバーの雰囲気が好きであり、特にこのホテルのバーが好きであった。逢瀬は週に一度、多くて二度あるかないかだが、私はこのホテルのバーには週に三度は訪れているほどである。
 だから逢うときの食事は店を選んで色々な場所に行くのだが、食後は必ずこのホテルのバーで軽く飲み、その後部屋で一夜を過ごす。
 このパターンがいつの間にか二人のお気に入りとなっていた。

 高層ホテルからの夜景は女性を昂ぶらせ、美しく淫靡にもさせる…

 そんな夜景の灯りの瞬きに照らされている、欲情した彼女の表情がたまらなく私の心を震わせてくる。
 
 物欲しげな濡れた瞳を私に向けて、彼女は脈打ち、猛り勃っている怒張を唇に含んできた。

 「う、むむ…」
 その柔らかな唇の感触にビクンと脈打つ。
 
 グチュ、グチュ、グチュ…

 フェラの濡れた音が響き、舌が亀頭を絡め付けてくる動きに快感が走る。
 彼女のフェラのテクニックはたまらなかった、その唇と舌の動きにまるで亀頭が融けてなくなってしまうような快感を受けてしまう。
 さっきまでの優勢な立場はたちまち逆転してしまい、完全に彼女の舌に支配されてしまった。
 
 「あ、う、うむむぅ…」

 グチュ、グチュ、ジュボ、ジュボ…

 このままではヤバい、なんとか腰をずらし、彼女の腰を掴み、一気に態勢を変え、いわゆるシックスナインのカタチをとり、お互いを唇と舌で愛し合っていく。

 「あん、あぁん…」
 「あ、あ、う、う…」
 グチュ、グチュ、ジュボ、ジュボ…

 私が舌先でクリトリスを転がせば、お返しに亀頭に舌を絡め付けてくる、お互いの快感の我慢比べとなっていく。
 しかし先ほど指で彼女をイク直前まで攻めたてた私が徐々に優勢になりつつあり、彼女の喘ぎが増し、唇の動きが弱まり、私のクリトリスへの舌先の動きの快感に連動したかのように腰を震わせてくる。

 「あっ、あっ、ダメっ、イク、お願い、イカせてぇ…」
 私は舌先の動きを一気に高め、激しく擦るように動かしていった。

 「あっ、あぁぁ、イクぅぅぅ…」


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