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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1

98 武石健太 ⑦
「そうだ、ちょうどいいわ、健太、あんたが、ちゃんと訊いてきなさいよっ
わたしもちゃんと知りたいからさぁ…」
ゆかり部長は、何となく意味ありげな目をして、俺にそう云ってきたのだ。
「わかりましたよ、そのうちに訊いてみますよ…」
俺はそう云うしかなかったのである。
もしかしたらアンタッチャブルな秘密なのかも…
なんとくワクワクしてきたのだが、さすがに今日は辞める事にした。
だってこれからはたっぷり時間はあるわけだし、もし今日訊いてみて、万が一蒼井美冴さんに嫌われてしまったら元も子もなくなってしまうから。
だったらゆっくり時間掛けて蒼井さんと仲良くなっていく方が得策であり、いや、仲良くなりたいのだ。
これからが『お姉さんキラー』の武石健太の腕の見せどころなのである。
そしてひとまずここで頭を切り替えて、仕事に集中する事にした。
「今日はここまでにしようか」
午後5時半、本部長は時計を見てそう声を掛けててきたのだ。
そして…
「よし、今日がこの準備室の初日だし、順調なスタートが切れたから、皆で決起集会と行くかっ」
という事で酒宴をする事となったのである。
そしてSEの中島彩美だけが用事があると辞退をし、準備室の残り5人で近くの、チェーン店ではなく個人営業のやや落ち着いた感の趣のある居酒屋に繰り出す事となった。
その居酒屋は玄関で靴を脱いで上がり、個室風に仕切りがあって板張りの堀コタツ式の店である。
大きい長方形のテーブルの上座に大原本部長が座り、右手に佐々木ゆかり部長と越前屋朋美が座る。
そして左手側に俺、武石健太と蒼井美冴さんが座った。
せっかくの蒼井さんと近づくチャンスなのである、俺は速攻で彼女の隣の場所を確保したのだ。
するとゆかり部長がそんな俺の動きを、やや呆れ気味な目で見て、笑みを浮かべてくるのである。
ヤバい、ゆかり先輩に動きを読まれてしまった…
だが、こういった酒宴の席が彼女に近づく絶好のチャンスなのである。
『お姉さんキラー』の俺としてはまず席の確保が最優先事項なのだ。
そしてこの酒宴の席ではゆかり部長の手を煩わせる訳にいかない、また、男は大原本部長の他は俺以外にはいないのである、当然、俺が動くしかないのである…
「そうだ、ちょうどいいわ、健太、あんたが、ちゃんと訊いてきなさいよっ
わたしもちゃんと知りたいからさぁ…」
ゆかり部長は、何となく意味ありげな目をして、俺にそう云ってきたのだ。
「わかりましたよ、そのうちに訊いてみますよ…」
俺はそう云うしかなかったのである。
もしかしたらアンタッチャブルな秘密なのかも…
なんとくワクワクしてきたのだが、さすがに今日は辞める事にした。
だってこれからはたっぷり時間はあるわけだし、もし今日訊いてみて、万が一蒼井美冴さんに嫌われてしまったら元も子もなくなってしまうから。
だったらゆっくり時間掛けて蒼井さんと仲良くなっていく方が得策であり、いや、仲良くなりたいのだ。
これからが『お姉さんキラー』の武石健太の腕の見せどころなのである。
そしてひとまずここで頭を切り替えて、仕事に集中する事にした。
「今日はここまでにしようか」
午後5時半、本部長は時計を見てそう声を掛けててきたのだ。
そして…
「よし、今日がこの準備室の初日だし、順調なスタートが切れたから、皆で決起集会と行くかっ」
という事で酒宴をする事となったのである。
そしてSEの中島彩美だけが用事があると辞退をし、準備室の残り5人で近くの、チェーン店ではなく個人営業のやや落ち着いた感の趣のある居酒屋に繰り出す事となった。
その居酒屋は玄関で靴を脱いで上がり、個室風に仕切りがあって板張りの堀コタツ式の店である。
大きい長方形のテーブルの上座に大原本部長が座り、右手に佐々木ゆかり部長と越前屋朋美が座る。
そして左手側に俺、武石健太と蒼井美冴さんが座った。
せっかくの蒼井さんと近づくチャンスなのである、俺は速攻で彼女の隣の場所を確保したのだ。
するとゆかり部長がそんな俺の動きを、やや呆れ気味な目で見て、笑みを浮かべてくるのである。
ヤバい、ゆかり先輩に動きを読まれてしまった…
だが、こういった酒宴の席が彼女に近づく絶好のチャンスなのである。
『お姉さんキラー』の俺としてはまず席の確保が最優先事項なのだ。
そしてこの酒宴の席ではゆかり部長の手を煩わせる訳にいかない、また、男は大原本部長の他は俺以外にはいないのである、当然、俺が動くしかないのである…

