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シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング2 蒼井美冴
 27 濡れた欲情の目

「そうよ…わたしは…ストッキングラブな女なの…」
 突然、蒼井美冴さんの様子が変わり、そう言ってきたのだ。

「ス、ストッキングラブ…」
 意味はわかるが…
 初めて聞く言葉、ワードである。
 
 確かに言い得て妙だな…

 そして目の前の美冴さんの顔色が少し興奮しているのか、微妙に赤らんできていた。

 あっ…
 目が濡れている。
 昨夜の居酒屋の帰り際に見たあの目だ。

 昨夜は体調が悪くなったって言っていた、今も急に悪くなったのか…
 だが、あの濡れた目を見ると体調不良には見えない。
 
 まるで…
 欲情しているような… 

 ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…

 急に胸が昂ぶってきていた。

 ストッキングラブ…
 そしてこの濡れた欲情の目だ。

 もしかして…
 そうなのか。

 すると美冴さんは少し昂ぶる声で呟やくように口を開く。
 

「あの肌触りが好きなんでしょう…」

「……………」

「あの艶々な光沢から目が離せないんでしょう…」

「……………」

「あの爪先が、匂いが堪らないんでしょう…」

「……………」
 まるで俺のストッキングフェチの心理をズバリと突いてくるのだ。
 そして間違いない。

 美冴さんは欲情している…


 ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
 胸の昂ぶりが増してくる。
 そしてそう言う美冴さんのあの濡れた欲情の目に、呟やく言葉に魅了されてしまっていた。


「み、美冴さん…」

 ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…

「やはり、美冴さんは、俺の思っていた通りの女性だ…」
 素敵です…

 美冴さんの目が堪らない、そして俺を魅了して、まるで誘ってくるようなのである。
 

「素敵って…」
 そう呟くと、なぜか別人のような、また違った目をしてきたのだ。

 そして…

「抱いて…」

「鎮めて…」

「治まらせてよ…」

 そう言ってきた。
 願ってもない誘いの言葉である、俺の胸の騒めきは一気に跳ね上がる。
 だが、一方で、微かに違和感を感じていたのだ。
 それはこの誘いの言葉が、美冴さんの心からの慟哭の悲鳴に、一瞬だが感じたのである。

 この突然の欲情の裏には何かがあるのかもしれない…




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