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シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング2 蒼井美冴
 29 爪先 

「さぁ、脱がせて…」
 そして妖しく、淫靡な目でそう言ってきた。

「は、はい…」
 俺はそんな美冴さんの膝元にひざまずき、厳かに、両手でヒールを掴む。

 ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…

 ヒールのエナメル質の輝きから、ストッキングの煌めく光沢から、目が離せなくなっていた。
 そしてゆっくりとヒールを脱がせていく。

 ああ、美しい…
 ヒールから顔を出してきたストッキングの爪先に心が震えてくる。
 昨夜の居酒屋での足裏マッサージでの爪先とは、なぜか、艶も光沢も違って見えていたのだ。

「ほらぁ…」
 その美しい魅惑の爪先が、スッと俺の顔を撫でてくる。

「うふ、これが、好きなんでしょう…」

 堪らない、大好きである…

 ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…

 爪先が鼻先を撫でてくる。

「臭いでしょう…」
 淫靡な輝きの目をしてそう言ってきた。
 俺は首を振りながら、両手でその爪先を包むように掴み、自らその爪先を口元へと導いていく。

「臭くなんかないです、甘い匂いがします」

「ウソよ、一日中履いていたのよ…」

「あ、甘いです…」

 ゆかり先輩のは柑橘系の匂いがした、そして美冴さんのは甘いムスクの匂い、いや、香りがしてくるのだ。
 これは彼女達の好むフレグランスと一致する。

「臭くないんだぁ…」
 俺はコクンと頷いた。

「みんな…そう言うのよねぇ…」

 だからストッキングラブなのだ。
 ストッキングラブ、フェチにとって爪先は宝物なのである。
 光沢の輝きはキャラットであり、匂いはフレグランスの香りなのだ。

「みんな、変態なのよね…」
 そう淫靡な笑みを浮かべ、そう囁くのである。
 そして今度は左脚のヒールをゆっくりと脱がせていき、そのストッキングの爪先を口に含む。

「あんっ…」
 その瞬間から美冴さんは喘ぎを漏らしてくるのである。

 ストッキングラブな女は皆、爪先が感じるのだ…

「あぁ、あんっ…」
 そして舐めると皆、身悶えをしてくる…

 美冴さんは美しいストッキング脚の爪先を俺にしゃぶらせ、身悶えし、ベッドに横になっていく。

「ああん、健太くん、健太ぁ…」

 ストッキングラブな長い夜が始まる…





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