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シャイニーストッキング
第2章 黒いストッキングの女1

15 黒い女 ②
彼女はなんで毎日黒いストッキングを穿いているんだろう…
率直な疑問であった。
女性にとってストッキングの存在はただの靴下ではない、薄いナイロン素材なので保温性は少ないがなぜか股間部分や爪先が蒸れたりする、そしてすぐに伝線したり破れるという耐久性にも乏しい等あまりいいことがないように感じる、だが、わたしは一つだけ大きな理由があると思っている。
それはストッキングを穿いた脚の美しさである。
ストッキングを穿くことにより、脚は魅惑的な光沢や艶を持ち、魅力的に輝きはじめるのだ、それは脚へのファンデーションであり化粧といえる。
そしてファッションの組み合わせとの相乗効果により女性を魅力的に魅せる重要なアイテムなのではないか、と、常々そう思っている。
それになにより世の男性達の大半がそのストッキング脚に魅せられ、惹かれていると感じており、実はこのストッキングとは男性の視線の為に存在しているのではないかと、考えたこともあったほどである。
それなのに彼女は、いや、黒い女はそんなファッション性を全く無視して、制服との組み合わせに違和感を感じさせる黒いストッキングを毎日穿き続けていた。
だけど、彼女の髪型や化粧を見るとファッション性に興味がないとは全く感じられないのである。
化粧に於いては実に髪型に合った化粧といえ、自分の美しさを十分に理解し魅き出す様な上手な化粧をしているのだ。
そのことがまた、こうしてわたしを悩ませる。
あんなに化粧が上手なのになぜ変な組み合わせの黒いストッキングを穿いているのか、そしてそれになにか意味でもあるのか…
だから余計に気になりはじめてしまっていた、そして部長のあの目に気付いてしまってからは比重的には大したことではないのだが、わたしの心の中でそんな疑問が少しずつだが大きくなりつつあった。
「おはよう、お疲れさま…」
会社に到着し、スタッフ達にそう声を掛けて、トラブル等のチェックをしながら無意識に黒い女の姿を一瞬だが目で探してしまう。
ああ、もう、部長のせいで気になっちゃうわ…
部長のあの目の意味をわかってしまったせいでますます気になってしまう、自分以外の黒い女に対して部長があの目を向けたことに嫉妬しているのか。
そんなことを気にしている自分に今度は苛立ちを覚えてきていた…
彼女はなんで毎日黒いストッキングを穿いているんだろう…
率直な疑問であった。
女性にとってストッキングの存在はただの靴下ではない、薄いナイロン素材なので保温性は少ないがなぜか股間部分や爪先が蒸れたりする、そしてすぐに伝線したり破れるという耐久性にも乏しい等あまりいいことがないように感じる、だが、わたしは一つだけ大きな理由があると思っている。
それはストッキングを穿いた脚の美しさである。
ストッキングを穿くことにより、脚は魅惑的な光沢や艶を持ち、魅力的に輝きはじめるのだ、それは脚へのファンデーションであり化粧といえる。
そしてファッションの組み合わせとの相乗効果により女性を魅力的に魅せる重要なアイテムなのではないか、と、常々そう思っている。
それになにより世の男性達の大半がそのストッキング脚に魅せられ、惹かれていると感じており、実はこのストッキングとは男性の視線の為に存在しているのではないかと、考えたこともあったほどである。
それなのに彼女は、いや、黒い女はそんなファッション性を全く無視して、制服との組み合わせに違和感を感じさせる黒いストッキングを毎日穿き続けていた。
だけど、彼女の髪型や化粧を見るとファッション性に興味がないとは全く感じられないのである。
化粧に於いては実に髪型に合った化粧といえ、自分の美しさを十分に理解し魅き出す様な上手な化粧をしているのだ。
そのことがまた、こうしてわたしを悩ませる。
あんなに化粧が上手なのになぜ変な組み合わせの黒いストッキングを穿いているのか、そしてそれになにか意味でもあるのか…
だから余計に気になりはじめてしまっていた、そして部長のあの目に気付いてしまってからは比重的には大したことではないのだが、わたしの心の中でそんな疑問が少しずつだが大きくなりつつあった。
「おはよう、お疲れさま…」
会社に到着し、スタッフ達にそう声を掛けて、トラブル等のチェックをしながら無意識に黒い女の姿を一瞬だが目で探してしまう。
ああ、もう、部長のせいで気になっちゃうわ…
部長のあの目の意味をわかってしまったせいでますます気になってしまう、自分以外の黒い女に対して部長があの目を向けたことに嫉妬しているのか。
そんなことを気にしている自分に今度は苛立ちを覚えてきていた…

