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シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長
15 唯一…
どうしよう…
頭の中が蒼井美冴でいっぱいになってしまっている…
ザワザワが、ドキドキが、ウズウズがどんどん増してくる。
電話をしようか…
携帯電話を手に取る。
どうしよう…
だ、ダメだ…
既に時間は深夜2時に近い。
こんな時間に、緊急以外に電話など出来ない…
仮に電話しても、何を話していいのか、話せばいいのかわからない…
ああ…
どうしよう…
誰もいない…
こんな時、誰もいない…
いや今まで、こんな時が、こんな風になったことがなかった…
なかったのだ…
これが普通になったという事なのだ…
頭が、胸が、心が変になってきた…
ザワザワ、ドキドキが、ウズウズ…
心が苦しい…
これが普通なのか…
これを抑える為の友達なのか…
こんな普通なら…
こんな騒めくのが普通なら…
やっぱり…
やっぱり…
あ…
いた…
唯一、電話の相手がいる…
最近、何でも話せるようになったのだ…
でも…
でも、仕方がない…
彼しかいないのだから…
今のわたしには彼しかいないのだから…
これが、今の、今夜の、現実なのだから…
浩一さんだ…
もう銀座のクラブからは戻っている筈だ…
浩一さん、彼は、彼氏なんだから、この時間に電話しても変ではない…
優しく、どうした、って訊いてくれる…
声が聞きたい…
声が聞けるだけでよいのだ…
そうだ…
浩一さん、彼に、大原浩一本部長に…
頭の中が一気に彼の存在感でいっぱいに変わった。
そして再び携帯電話を手にする。
彼なら、浩一さんなら、時間は、夜は、この時間なら気にならない…
わたしはリダイヤルのボタンを押す。
どうしよう…
頭の中が蒼井美冴でいっぱいになってしまっている…
ザワザワが、ドキドキが、ウズウズがどんどん増してくる。
電話をしようか…
携帯電話を手に取る。
どうしよう…
だ、ダメだ…
既に時間は深夜2時に近い。
こんな時間に、緊急以外に電話など出来ない…
仮に電話しても、何を話していいのか、話せばいいのかわからない…
ああ…
どうしよう…
誰もいない…
こんな時、誰もいない…
いや今まで、こんな時が、こんな風になったことがなかった…
なかったのだ…
これが普通になったという事なのだ…
頭が、胸が、心が変になってきた…
ザワザワ、ドキドキが、ウズウズ…
心が苦しい…
これが普通なのか…
これを抑える為の友達なのか…
こんな普通なら…
こんな騒めくのが普通なら…
やっぱり…
やっぱり…
あ…
いた…
唯一、電話の相手がいる…
最近、何でも話せるようになったのだ…
でも…
でも、仕方がない…
彼しかいないのだから…
今のわたしには彼しかいないのだから…
これが、今の、今夜の、現実なのだから…
浩一さんだ…
もう銀座のクラブからは戻っている筈だ…
浩一さん、彼は、彼氏なんだから、この時間に電話しても変ではない…
優しく、どうした、って訊いてくれる…
声が聞きたい…
声が聞けるだけでよいのだ…
そうだ…
浩一さん、彼に、大原浩一本部長に…
頭の中が一気に彼の存在感でいっぱいに変わった。
そして再び携帯電話を手にする。
彼なら、浩一さんなら、時間は、夜は、この時間なら気にならない…
わたしはリダイヤルのボタンを押す。