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シャイニーストッキング
第2章 黒いストッキングの女1
 19 直穿きの快感

 な、なんなのっ、なんて気持ちいいの…

 パンスト直穿きでされている部長の口唇による愛撫が、ナイロン繊維の感触が、堪らなく気持ちいいのだ、感じてたまらないのだ。

 それはアソコから溢れてくる液と、彼の口唇の愛撫による唾液でパンストがぐっしょりと濡れることにより、ナイロン繊維がアソコに張り付くように密着してきて、そこに彼の舌が舐めてくることでナイロン繊維のザラザラとした感触が密着しているヒダを擦り、それがものすごく気持ちがよいのだ。
 そしてパンストのセンターシームがアソコの割れ目にグイグイと食い込んできて、小さく勃起しているクリトリスを擦り、痺れるような快感を生んでくる。

 なんなのっ、この感触、すごい…

 そんなパンスト直穿きの快感に子宮の奥がジンジンと激しく疼きを増し、そしてシャワーを浴びていない本当のわたし自身の匂いがしているはずのアソコを、このように彼の顔に押し付けているという自分の姿を想うだけで心がザワザワし、欲情が更に昂ぶり、イキそうになってきていた。

 「あぁっ、ぶ、部長ぉ、あ、こ、浩一さんっ…」
 絶頂の波が子宮の奥から湧き出してくる。

 あっ、ダメっ、まだダメっ、イッちゃダメだっ…

 わたしは必死の思いで膝をずらし、腰を上げ、彼の顔から逃げた。

「っくうっぅぅ…」
 そして小さく悲鳴をあげ、カラダを強ばらせ、湧き上がる絶頂感を必死に抑えていく。
 
 本当はこのままイキたかった、この部長の口唇の愛撫に身を任せ、パンスト直穿きの感触の快感に酔い痴れながら思い切りイキたかったのだ、だが、今はダメなのだ、まだまだ、もっともっと淫靡に、淫らに、乱れたかったのだ。
 もしここでイッてしまったら、一度は昂ぶる絶頂感が徐々に治まりはじめたときに、この激しい欲情が一緒に醒めて消えてしまうのではないか、それが嫌だった。

 まだまだこの興奮からは、自分の中に隠していて露わにしたフェチの欲情からは醒めたくはなかったのだ…
 
 「なんで…」
 彼は多分、なぜイカないのか、と聞きたそうな顔で覗いてきた。
 
 あっ、これか…

 その彼の目を見てわたしは気付いた。
 その目はまだまだ先程までの興奮に酔っているフェチの昂ぶる欲情の妖しい光を放っていたのだ。

 そうか、わたしの興奮と欲情はこの目のせいなのか…


 
 
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