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シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長
60 ゆかりの誘い
「あっ、そうだ…」
すると、思いたったように言ってくる。
「はい…」
なんだろうか…
「蒼井さんて、今晩時間ありますか…」
「あ、はい、あります…」
意外な問い掛けであった。
「よかったら…」
「よかったら…食事に…」
なぜかそこでゆかり室長の言葉がそこで止まってしまった。
まさか、緊張してるのか…
どことなくソワソワした感じがする。
だが、わたしには願ってもない事であるのだ。
「あ、はい、喜んでいきたいです…」
思わずそう言ってしまう。
「えっ、あ、ああ、よかった…」
ゆかり室長もパッと明るい顔になる。
「はい、嬉しいです」
わたしは急に心の昂ぶりを感じたのだ。
「前から…課長の事、あ、部長だ、あっ室長か…」
その昂ぶりが、言葉に出てしまった。
「うーん、室長でよいかなぁ」
「あ、はい、じゃあ室長で、わたしゆかり室長の事、前からちょっと気になっていたんです…」
そうである、それはわたしが『黒い女』の時からの想いなのである。
「えっ、そうなの…」
「はい…」
そしてわたしはゆかり室長の目を見つめていく。
それは、貴女がよくわかっているでしょう…
あの頃、あれほどわたしを見つめてきていたんだから…
と、わたしは目で囁いたのである。
「じゃあ、仕事終わってからですね、嬉しいです…」
わたしはそう言い切ったのだ。
この食事の件に関してだけは主導を握っておきたかったのである。
「あ、はい…」
ゆかり室長はどうやらわたしのその想いの目にすっかり呑み込まれてしまったようであった。
「とりあえず主任やってみます…」
そして話題を変える意味でそう返事をする。
大原本部長の命ならば仕方がないのであったから。
ああ、ついに…
ついに、ゆかり室長と食事に…
そして、二人切りで話せる…
わたしは思わず後ろを振り返り、彼を、大原本部長の姿を探した、だが、彼はいなくなっていた。
ああ、ついに…
胸が、心が、ザワザワと昂ぶってきていた、そしてその昂ぶりは危険な自律神経の昂ぶりではなく、純粋な心の昂ぶりである。
大丈夫だ…
心配はない…
「あっ、そうだ…」
すると、思いたったように言ってくる。
「はい…」
なんだろうか…
「蒼井さんて、今晩時間ありますか…」
「あ、はい、あります…」
意外な問い掛けであった。
「よかったら…」
「よかったら…食事に…」
なぜかそこでゆかり室長の言葉がそこで止まってしまった。
まさか、緊張してるのか…
どことなくソワソワした感じがする。
だが、わたしには願ってもない事であるのだ。
「あ、はい、喜んでいきたいです…」
思わずそう言ってしまう。
「えっ、あ、ああ、よかった…」
ゆかり室長もパッと明るい顔になる。
「はい、嬉しいです」
わたしは急に心の昂ぶりを感じたのだ。
「前から…課長の事、あ、部長だ、あっ室長か…」
その昂ぶりが、言葉に出てしまった。
「うーん、室長でよいかなぁ」
「あ、はい、じゃあ室長で、わたしゆかり室長の事、前からちょっと気になっていたんです…」
そうである、それはわたしが『黒い女』の時からの想いなのである。
「えっ、そうなの…」
「はい…」
そしてわたしはゆかり室長の目を見つめていく。
それは、貴女がよくわかっているでしょう…
あの頃、あれほどわたしを見つめてきていたんだから…
と、わたしは目で囁いたのである。
「じゃあ、仕事終わってからですね、嬉しいです…」
わたしはそう言い切ったのだ。
この食事の件に関してだけは主導を握っておきたかったのである。
「あ、はい…」
ゆかり室長はどうやらわたしのその想いの目にすっかり呑み込まれてしまったようであった。
「とりあえず主任やってみます…」
そして話題を変える意味でそう返事をする。
大原本部長の命ならば仕方がないのであったから。
ああ、ついに…
ついに、ゆかり室長と食事に…
そして、二人切りで話せる…
わたしは思わず後ろを振り返り、彼を、大原本部長の姿を探した、だが、彼はいなくなっていた。
ああ、ついに…
胸が、心が、ザワザワと昂ぶってきていた、そしてその昂ぶりは危険な自律神経の昂ぶりではなく、純粋な心の昂ぶりである。
大丈夫だ…
心配はない…