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シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長

126 電話
ブー、ブー、ブー、ブー…
携帯電話が着信していた。
「……ん」
私はその携帯電話の着信のバイブで目覚める。
多分ゆかりだろう…
さっき出なかったから折り返してきたのか…
まだ覚醒し切っていない思考がそう考える、まだ午前0時過ぎであった。
ブー、ブー、ブー、ブー…
仕方ない、出るか…
私は電話を取ろうと腕を伸ばす。
「えっ…」
その時であった。
えっ…
隣で寝ていたであろう律子の腕がスッと伸びてきて、電話を取ろうとしていた私の腕を掴んできたのだ。
あっ…
そして律子が私を見てくる。
イヤ、出ないで…
その目がそう訴えてきた。
ブー、ブー、ブ………
そして電話は切れた。
そして律子は私の腕を掴んだまま、キスをしてきたのだ。
あっ…
柔らかい唇から舌先が入ってきた、なんとなくその彼女の舌先はいつもの舌先の柔らかい感触とは違い…
硬かった…
ああ、私はなんて…
なんて、無神経なんだ…
すかさず自虐の想いが湧いてくる。
昨夜…
昨夜に、ゆかりの電話を受けた時から…
律子の違和感を感じていたじゃないか…
そして、ついさっき…
ついさっき、自分は律子に甘えているのだ、と自覚したばかりじゃないか…
律子の唇から、彼女の熱い想いが流れ込んでくる。
さっき、あんなに感じさせてくれて…
さっき、あんなに愛されていて…
律子の想いを反故にするのか…
改めて、自分の無神経さに、想いの浅はかさに、嫌気が差し、自虐してしまう。
ああ、私は…
私はなんて…
そしてその無言の口吻が、ますます余計に心に突き刺ってきていた。
すまない…
私は律子を…
律子も…
愛している…
手放したくはない…
私はそんな心の衝動の昂ぶりに、律子を強く抱き、抱き直し、抱き締め、口吻を、キスを、舌先を律子の唇に割り込ませ、舌を吸ってく。
ブー、ブー、ブー、ブー…
携帯電話が着信していた。
「……ん」
私はその携帯電話の着信のバイブで目覚める。
多分ゆかりだろう…
さっき出なかったから折り返してきたのか…
まだ覚醒し切っていない思考がそう考える、まだ午前0時過ぎであった。
ブー、ブー、ブー、ブー…
仕方ない、出るか…
私は電話を取ろうと腕を伸ばす。
「えっ…」
その時であった。
えっ…
隣で寝ていたであろう律子の腕がスッと伸びてきて、電話を取ろうとしていた私の腕を掴んできたのだ。
あっ…
そして律子が私を見てくる。
イヤ、出ないで…
その目がそう訴えてきた。
ブー、ブー、ブ………
そして電話は切れた。
そして律子は私の腕を掴んだまま、キスをしてきたのだ。
あっ…
柔らかい唇から舌先が入ってきた、なんとなくその彼女の舌先はいつもの舌先の柔らかい感触とは違い…
硬かった…
ああ、私はなんて…
なんて、無神経なんだ…
すかさず自虐の想いが湧いてくる。
昨夜…
昨夜に、ゆかりの電話を受けた時から…
律子の違和感を感じていたじゃないか…
そして、ついさっき…
ついさっき、自分は律子に甘えているのだ、と自覚したばかりじゃないか…
律子の唇から、彼女の熱い想いが流れ込んでくる。
さっき、あんなに感じさせてくれて…
さっき、あんなに愛されていて…
律子の想いを反故にするのか…
改めて、自分の無神経さに、想いの浅はかさに、嫌気が差し、自虐してしまう。
ああ、私は…
私はなんて…
そしてその無言の口吻が、ますます余計に心に突き刺ってきていた。
すまない…
私は律子を…
律子も…
愛している…
手放したくはない…
私はそんな心の衝動の昂ぶりに、律子を強く抱き、抱き直し、抱き締め、口吻を、キスを、舌先を律子の唇に割り込ませ、舌を吸ってく。

