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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 11 禁断の関係の方程式

 なにか不思議な流れが、ぐるぐると渦を巻き始めてきているような気がしていた…
 
 ああ、和哉…

 ドキドキドキドキドキドキドキドキ…

 ああ、ヤバい…

 ズキズキズキズキズキズキズキズキ…

 そして、ついに、子宮が疼き始めてしまった。

 和哉=イコール禁断の関係…

 実はわたしの中で
 
 あってはならない…

 やってはいけない…

 そんな禁断の関係という方程式が既に確立されており、和哉のことを思い出すと、こうして自然に子宮の疼きが昂ぶってしまうのである。

 ズキズキズキズキズキズキズキズキ…

 ドキドキドキドキドキドキドキドキ…

 ああダメだ…

 目を閉じれば、和哉の顔が…

 あの5年前の、あの禁断の関係が…

 浮かんでますます疼きが昂ぶりを増してくるのだ。

 ダメだ…

 我慢できない…

 自分で…

 自分で鎮めなくては…

 既に帰宅しているからさすがに武石健太を呼べる訳がない、ましてや大原浩一本部長など佐々木ゆかり部長との友情の確立の代わりに、さっき心の中で決別の誓いを立てたばかりなのである。

 自分で鎮めなくては…

 あ、そうだ、シャワーだ…

 この前はぬるめのシャワーが少し効いたのだ。
 そしてわたしはシャワーを浴びる事にした、だが、結果、それは悪循環の始まりになってしまったのである。
 なぜなら、シャワーを浴びる為には裸になる、そして裸になった時に、自らのアソコが濡れているのを自覚してしまったのだ。
 ましてやさっきの早い時間に、佐々木ゆかり部長に対して自律神経が暴走してしまい、彼女に対して激しく同性愛的な欲情の昂ぶりをしてしまったのである。
 そしてわたしは暴走し、激しく疼かせ、著しく濡らしてしまったのである。

 そのアソコのヌルヌルを見た瞬間に我慢ができずに、自らの指先を導いて、一番敏感である、クリトリスを弄り始めてしまったのだ。

 クリトリスはわたしの快感のスイッチである…
 だから指先の動きは、疼きの衝動は、もう抑え切れなくなっていたのである。

「あぁ…」
 その指先によるクリトリスの快感が、全身に拡がっていく。
 そして思考は子宮の疼きに完全に支配され、脳裏には当然のように和哉の顔が浮かんできていたのだ。

 あぁ…
 
 あぁ、和哉ぁ…





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