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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 12 5年前の…

 わたしの思考は子宮の疼きに完全に支配され、脳裏には当然のように和哉の顔が浮かんできていたのだ。

 あぁ…

 あぁ、和哉ぁ…

 自らの指先が快感を求め、激しくクリトリスを弄っていく。
 クリトリスの快感によりカラダの力は抜け始め、立っているのが辛く、浴室の壁に寄り掛かり、一心不乱に快感を求めて弄ってしまう。

 あぁ…

 あぁ、和哉ぁ…

 そして支配された思考が、意識が、あの5年前の、あの夏の夜に堕ちていく…



 5年前の、あの暑い8月の夏の日の夜に…

 あの真夏の夜の夢の中に……





 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシ…

「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ…」

 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシ…

「あっ、あっ、あっ、あん、ああん…」

 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシ…

「はっ、はっ、あ、あぁ、み、美冴さん、もう…」

 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシ…

「あん、か、和哉、いいわ、中で、中で出してっ…」

 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシ…

「はっ、あっ、んんっ、出るぅぅぅっ…」

 和哉はそう叫び、最後に激しく腰を強く打ち付けて、全身を震わせ、私の中でビクビクとペニスを激しく震わせ、果てた。

「はぁぁぁ…」

 わたしの中で和哉の熱いモノがほとばしるのを感じ、その熱いモノが中で弾け、膣壁に飛び散った。

 わたしは中で彼の精を受けたかったのだ…

 中でイカせてあげたかった…

 せめて初めては、初体験の初めての射精は…

 わたしの中で、思い切り果てさせて終わらせてあげたかったのである…

 幸いにわたしは妊娠の心配は殆ど無いに等しかった、だから、せめて今夜のこの初体験は彼の、和哉の、一生の記憶に残る訳なのだから、初めての体験は何も付けずに、ナマで、中で、果てさせてあげたかったのだ。

 「はぁ、はぁ、ふぅぅ…」
 彼はそんな満足気味な吐息を漏らし、汗ばんだカラダで私の上に乗ったままに虚脱していた。
 その体感している彼の重さが私には心地よかった。

「ねぇ和哉くん、気持ちよかった?」
「は、はい、すごかったです」
 彼は爽やかな笑顔でそう応えてくれた。

 あぁ、かわいい、よかった…

 わたしは心からそう思っていた。

 


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