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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 13 禁断の時間

「ねぇ和哉くん、気持ちよかった?」
「は、はい、すごかったです」
 彼は爽やかな笑顔でそう応えてくれた。

 あぁ、かわいい、よかった…
 わたしは心からそう思うのだ。

 そしてわたしは、ゆっくりとカラダをずらして彼のモノを抜くと、アソコからトロリと白く、熱い、彼の精の液体が溢れ落ちてきた。

「すごいね、こんなに沢山出てる…」 
 それをティッシュで拭き取りながら、そう呟いたのだ。

「み、美冴さんっ」
 すると、突然、急に、再びわたしにしがみつくかのように抱き締めてきた。

「美冴さんっ、大好きです、好きなんですっ」
 そしてそう言いながら、強く抱き締め、私の唇を求めてキスをしようと顔を近づけてきたのである。
 
「私も和哉くんが好きよ、大好きになっちゃった…」
 これは本音であった。

 昨日、今日と、感じているこの感情はもう誤魔化しようのない想いなのだといえる。
 確かに急な展開で舞い上がってもいるだけだともいえるのだが、紛れもない事実であり、本音でもあったのだ。
 その思いの危険さも、重大さも、この先のことも理解しているし、また危うい関係でもあるのも分かってはいるの。
 だが、でも、もうこうなってしまったのだ

 しばらくは、このまま流されてみよう…

 と、既に私は開き直っていた。

「わたしも大好きよ…」
 そう彼に囁き返した。

 そしてわたし達は熱く、お互いの想いを交わすかのように唇を求め合っていくのだ。

「もう一度したいです…」
 和哉の熱い想いのモノは、再び熱く、脈打ち始めていた。

「もう和哉くん、すごいね…
 でもその前にシャワーを浴びようよ…
 まだ時間もたっぷりあるし…」

 そうなのだ、まだ時間はたっぷりあるのだ、私達二人はまだ始まったばかりなのだから…

 その時は、そう思おうとしていた。
 だが、しかし、確かにまだ始まったばかりなのではあるのだが、なぜかわたしには、時間はそんなにあるようには感じられないでいたのである。

 突然に終わってしまうかもしれない、儚い、脆い時間…

 わたし達は周りからみたら許されない、禁断の関係なのだ、だから、実際に時間なんてあってないようなモノなのだ…
 わたしは内心、そう自覚はしていたのである。

 わたし達の関係は永遠には続かないのだ…






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