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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 24 5年前、あれから…(10)

 そのボディーソープの泡のヌルヌル感と、感動の昂ぶりと、和哉の指先の的確なクリトリスの刺激により、わたしはそのままに絶頂感を迎えてしまう。

「はぁん、あ、いや、か、和哉ぁ…」

 ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ…

「あっ、だ、だめ、イクっ、イッちゃうぅ」

 全身を震わせ、和哉にカラダを預けながらわたしは彼の指先で絶頂感を迎える。

「あっぁぁぁぁ…………」 
 そして膝の力が抜け、シャワールームの床にしゃがみ込んでしまう。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

 はぁぁぁ…

 全身の力が抜けてしまい、ぐったりとしゃがみ込み、上からはシャワーの雫か頭に降り注いでいた。

 ああ、すごい…

 女の裸を教えるなんて想って一緒に入ったのに…

 すっかり…

 すっかりやられてしまった…

 これじゃ、ミイラ取りが…だわ…

 快感と、感動と、驚きと、悦びの複雑な喜びであった。


「美冴さん…」
 そして和哉はぐったりとしゃがみ込んでいるわたしのカラダを抱き起こし、備え付けのバスローブを着せてくれ、そしてベッドまで抱きかかえてくれたのである。

 女を教える…

 わたしがリードする…

 それどころではなくなってしまっていた。
 そのわたしはもう、攻める、サディスティックな、そんな快感ではなく、すっかり、いつもの受け身の快感を心に切望していたのであった。

 やっぱり男ってすごいんだわ…

 こんなに劇的に変貌するんだわ…

 わたしはこの和哉の変貌ぶりに、少年から大人の男へとのこの脱皮といえる変貌に、心を震わせ、感動し、すっかり魅せられてしまっていたのである。

 歳の差…

 大人の女と高校生…

 禁断の…

 背徳の関係…

 儚く脆い…
 そんな想いは理屈でしか、屁理屈でしか過ぎなかった。
 わたしはすっかり、この目の前にいる和哉に男の魅力を感じてしまい、心を蕩かされてしまったのだ。

 すっかり心から和哉に夢中になってしまったのである…


「和哉、抱いて…」

 わたしはそう囁き、バスローブを自ら開き、そして両脚を開いていく。

 和哉を誘うのだ…




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