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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 46 5年前、あれから…(32)

「ねぇ、和哉くん、今度は貴方の番よ…」

 このX型の拘束台を指さして、わたしはそう囁いた。

 今度は和哉の番だ…

 そう心で呟き、そして和哉の顔を見ると、興奮の昂ぶりの表情になっていたのだ。

「えぇ…はい…」
 と、返事は控え目な声なのだが、表情には昂ぶりの色が浮かんで見えるのである。

 おそらくさっきのわたしの昂ぶりの絶頂を自らの頭の中で想い返し、その淫らに淫れた姿を自分に置き換え一瞬の内に想像したのではないだろうか…


「さ、こっちに…」
 わたしはそう云って和哉の手を取り拘束台へと誘い、片手ずつ手首の拘束具を絞めていく。
 それにやはり、わたしと同じように、敢えて引き抜く気ならば簡単に引き抜ける緩さに拘束をした。
 そしてそれは、さっきのわたしの感じた排他的な自作の昂ぶりを和哉にも感じさせたかったからなのである。


 ガチャリ…
 そして両手、両足をX型に寝かせて拘束した。

 あ、なんかかわいい…

 X型に仰向けに拘束され、広げた股間にまだ射精していないきれいな若々しいピンク色に充血して、ドクドクと脈打ちながら反り返っているペニスのその姿が、なぜかわたしには可愛く見えてしまうのだ。

 苛めてやるんだ…

 なんとなく、いつもと違って見えるその余裕の顔を、快感と、快楽と、愉悦の顔に歪ませてやる…
 そう想っていた。

「うふ、和哉くん、かわいい…わ」
「あ、はい…」
 和哉はすっかり昂ぶった声を漏らす。
 そしてわたしは彼にキスをしていくのだ。

「あ、あぁ…」
 その喘ぐ唇を塞ぎ、舌先を彼に差し入れる。
 するとわたしの舌に絡めながら、吸ってきたのだ。

 あぁ、ホント、いつの間に…
 初めはわたしの舌先の動きにビクついた表情をしていたくせに、僅か4日でこんな巧みなキスをしてくる。
 
 わたしがキスを教えたのに…
 なんとなく悔しかったのだ。

 じゃあ、これはどうだ…

 お互いに舌を吸い合いながら、わたしはゆっくりと唇を離していき、舌先と舌先がギリギリ触れるように離れ、そしてその和哉の伸ばした舌先にわたしの唾液を垂らしていく。

 どうだ…

「あ、うぅぅ…」
 和哉は喘ぐ、そして愉悦の目になっていく。

 そうか、悦んでいるのか…

 どうだ、わたしの味は…
 



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