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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 48 5年前、あれから…(34)

 わたしが亀頭を人差し指の腹でゆっくりと撫で回していく…と。

「あうあっ、うわっ、っくうぅぅ…」
 突然、和哉は悲鳴のような大きな喘ぎ声を上げ、ペニスをビクビクと激しく震わせながら、そして腰を左右に振りながら身悶えをし、ドクッ、ドクッ、ドクッと2度、3度と噴き出すような射精をしたのである。

 えっ、なにっ、このすごい量は…
 そんな突然の和哉の射精に驚いてしまう。


「あっ、あぁぁぁ…」
 突然の射精により噴き出た精子の量は、4日連チャンとは思えない程のおびただしい量であった。
 そしてその漏らしてしまったといえる大量の精子の量が、和哉の今の射精の快感の、絶頂感の強さを物語っていると思えたのだ。

 わぁ、すごい…
 僅かに亀頭を軽くひと撫でしただけであった。

 本当は…

 和哉は…

 余裕なんかなかったのだ…

 ただ、そうわたしが感じていただけであり、本当はギリギリで堪えていたのを気付いていなかっただけなのである。
 和哉は既に、限界ギリギリであったのだ。

 だから…

 だから、このひと撫でなんだわ…
 わたしは大きな勘違いをしていたのである。
 やはり本当の和哉はまだ経験の浅い高校生の少年なのだ。
 たまに感じてきていた大人びた男の顔は、わたしが心の中で勝手に創り出してしまった虚構の顔、想像の存在だったのである。

 それはわたしの心の中に潜めている罪悪感が、言い訳として大人びた和哉という存在を創り出してしまっていたのかもしれないのだ…


「はぁ、はぁ、あぁ…」

 やっぱり、和哉はかわいい…

 射精の快感に喘ぐ和哉姿を見てそう想っていた。
 いや、想い直したのだ。

 やっぱり、かわいい少年の和哉なんだ…
 
 それに、このすごい量…

 わたしは和哉の胸周りに飛び散ったおびただしい大量の精子をティッシュで拭き取りながら、快感の余韻に浸っている彼の惚けた顔を見てそう想っていた。

「はぁ、はぁ、はぁ…」
 和哉はまだうっとりとした表情で喘いでいたのだ。

「ちょっと触っただけなのに…」
 そんなに気持ち良かったの…
 わたしは目でそう問い掛ける。

「は、はい、なんか、美冴さんに苛められると思った瞬間からすごく興奮しちゃって…」

 和哉は快感の余韻に潤んだ瞳で、そう云ってきたのである…




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