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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1

53 5年前、あれから…(39)
「そんな美冴さんの想いは、さすがに高校生の僕にだってわかります、いや、わかっています…
だからその夜、家に帰って一人考えました…
そして美冴さんの大人としての想い、後悔、迷い、そして戸惑い等の気持ちはこんな僕にも分かったし、伝わってきたし、予想できたんです…」
…だけど僕は禁断の、そして男としての憧れの快感を知ってしまった、いや、教えてもらった。
そしてもちろん、その快感の味をしめた犬のように諦める気持ちなど起きようがありません。
だから次の日にバイトで美冴さんに会って、少しでもいいから話しをしたかった。
だけど仕事のシフトは3連休になっていたし、帰り際にそのことは言ってはくれなかった。
だからその意味を考え、昨夜の想いを考え、仕事中ずっと不安に襲われていました。
そして前の日と同じように
もしかしてこれで終わりになっちゃうかも…
無かったことにされちゃうかも…
そんな想いと考えが頭に浮かんでしまい、不安で不安で堪らなかったんです。
だけど、だけど、僕には美冴さんの大人としての立場や、想い、責任も、痛い程分かっているつもりでもあったのです。
だって…
だって僕は高校生だから…
まだ高校2年生の17歳だから…
大人と子供だから…
だから、美冴さんの3連休、3日間会わない、というその事実が、その空白の時間が怖かったんです。
そして、それが、その結果を予想できたし、半ば諦めてもいたんです。
だって僕はまだ子供だからどうにも出来ない事は分かっていたし、ゴネても美冴さんに迷惑掛けるだけだし…
半ば諦めていました。
だけど夕方、僕を待っていてくれた。
そして花火を観に連れて行ってくれ、愛してくれた…
本当に嬉しかったんです、感動さえしました、そして美冴さんが大好きで、愛していると想いました。
だけど、だけど、そう想えば想う程に、そう感じれば感じる程に、心に禁断の、矛盾の想いが湧き起こってくるんです。
そしてそれは時折感じる美冴さんの表情や雰囲気からも痛い程伝わってくるんです。
ああ、美冴さんも同じように思っているんだ…と。
そしてそれは裏を返せば、それだけ僕を好きで、愛してくれているんだ…
と、実感できたんです。
だから、だから…
分かっていますからっ…
「そんな美冴さんの想いは、さすがに高校生の僕にだってわかります、いや、わかっています…
だからその夜、家に帰って一人考えました…
そして美冴さんの大人としての想い、後悔、迷い、そして戸惑い等の気持ちはこんな僕にも分かったし、伝わってきたし、予想できたんです…」
…だけど僕は禁断の、そして男としての憧れの快感を知ってしまった、いや、教えてもらった。
そしてもちろん、その快感の味をしめた犬のように諦める気持ちなど起きようがありません。
だから次の日にバイトで美冴さんに会って、少しでもいいから話しをしたかった。
だけど仕事のシフトは3連休になっていたし、帰り際にそのことは言ってはくれなかった。
だからその意味を考え、昨夜の想いを考え、仕事中ずっと不安に襲われていました。
そして前の日と同じように
もしかしてこれで終わりになっちゃうかも…
無かったことにされちゃうかも…
そんな想いと考えが頭に浮かんでしまい、不安で不安で堪らなかったんです。
だけど、だけど、僕には美冴さんの大人としての立場や、想い、責任も、痛い程分かっているつもりでもあったのです。
だって…
だって僕は高校生だから…
まだ高校2年生の17歳だから…
大人と子供だから…
だから、美冴さんの3連休、3日間会わない、というその事実が、その空白の時間が怖かったんです。
そして、それが、その結果を予想できたし、半ば諦めてもいたんです。
だって僕はまだ子供だからどうにも出来ない事は分かっていたし、ゴネても美冴さんに迷惑掛けるだけだし…
半ば諦めていました。
だけど夕方、僕を待っていてくれた。
そして花火を観に連れて行ってくれ、愛してくれた…
本当に嬉しかったんです、感動さえしました、そして美冴さんが大好きで、愛していると想いました。
だけど、だけど、そう想えば想う程に、そう感じれば感じる程に、心に禁断の、矛盾の想いが湧き起こってくるんです。
そしてそれは時折感じる美冴さんの表情や雰囲気からも痛い程伝わってくるんです。
ああ、美冴さんも同じように思っているんだ…と。
そしてそれは裏を返せば、それだけ僕を好きで、愛してくれているんだ…
と、実感できたんです。
だから、だから…
分かっていますからっ…

