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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 81 5年前、あれから…(67)

「さあ、和哉、キミの大好きなモノよ…」

 わたしと和哉はホテルの部屋にいた。
 そしてわたしはベッドに座り、和哉をひざまずかせて、目の前にハイヒールを差し出していたのだ。

「ほら、コレが大好きなんでしょう…」

「は、はい…」
 和哉は頷くと両手を伸ばし、差し出している右脚のハイヒールを神々しい感じで掴み、ゆっくりと脱がせてくる。
 すると、脱いだハイヒールからブラウンのストッキングに包まれたピンク色のペディキュアの塗られた爪先が現れた。

「あぁぁ…」
 和哉にとっては大好きなストッキングが約一週間振りに解禁されたのである。
 目の前に美味しそうな、大好物がぶら下がっているのだ。

 目を見開き、本当に神々しい神器にでも触れるかのように、そして愛おしそうにわたしのストッキングの爪先に触れてきたのである。

「はぁぁ、綺麗だ…」
 そう呟きながら、うっとりした目をしてストッキングの爪先を手に掴み、自らの顔を寄せていく。
 そして唇に含んできたのである。

「あん…」
 その唇にわたしは感じてしまい、思わず喘ぎを漏らしてしまう。
 そして和哉は舌を絡めながらしゃぶってきたのだ。

「あんっ、そ、そこは汚いから…」

「み、美冴さんに、汚いなんてないです…」

 ああ…

 そんな和哉の言葉に、声に、舌の感触に、心が快感に震えてしまう。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

 一日中穿いていた、汚くて、臭いはずのストッキングの爪先を和哉は喜悦の表情を浮かべ、舐め、しゃぶってきていた。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「あぁ、あん、んん…」
 わたしはその感触に身悶えしてしまう。

 一番汚くて、臭いはずの場所を、愛する男から喜悦しながら愛される。
 そんな愛撫に心が震え、そして子宮の疼きが昂ぶってくる。
 堪らない快感であった、たが残念なことにわたしは生理中で抱かれる事ができないのである、だから、愛してあげるのだ。

「はぁ、ふぅ、こっちもね…」
 わたしは喘ぎながら左脚も差し出した。
 すると左脚のハイヒールも同じように脱がせて、愛してきてくれたのである。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「あはぁん、あぁ、かずやぁ…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…




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