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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1

105 5年前、あの後…(12)
「えっ、美冴さんとも…」
「うん、最近の和哉くんはぁ、大人っぽくなったなぁって…」
美冴さんがそう云っていたのか…
「そ、そうなんですか…」
「うん、だからぁ、わたしがぁ云ったのぉ、アレは女ですよぉってぇ…」
「また、そんな…」
「ま、美冴さんは笑っていたけどねぇ」
美冴さんは笑っていたのか…
美冴さんのおかげなのに…
確かに僕は変わった事をようやく少しだけ自覚していた。
それは美冴さんとの関係の期間中、姉に、
『和哉、彼女出来たの?』
と、いきなり訊かれたのだ。
『いや…』
『そうなんだぁ』
『何で…』
『いや、なんか雰囲気変わった感じがしたから…』
と、姉までがそう云ってきたからである。
それからはなんとなくだが自覚し始めたのだ。
「もしかしてぇ、ひと夏の体験しちゃったのぉ」
「え、いや、そんな…」
「ああ、怪しいんだぁ…」
朱美さんの目がキラッと光る、その手の話題には敏感なのだ。
「ねぇ、和哉くぅん…」
そして朱美さんは更に甘え口調になってきた。
「ねぇ、和哉くんてぇ、童貞なのぉ…」
突然の質問である。
「えっ、い、いや、そ、それは…」
僕はその手の話しを女性とするのは美冴さん以外に初めてであった、だから朱美さんのいきなりな、突然の質問に本当に動揺してしまったのだ。
そして勿論、美冴さんのおかげで童貞ではないのであるが、その動揺が童貞そのものの反応であったのである。
だが、これでいいとは思っていた、仮に違うと言ったら云ったで色々訊かれて面倒臭そうであったから。
「きゃぁ、かわいい、やっぱりぃ、まだぁ、童貞なんだぁ」
「あ、はい…」
やっぱりって…
「前にぃ、美冴さんとぉ、和哉くんの童貞についてぇ話した事があってぇ…」
そうなんだ…
あの美冴さんがこの朱美さんとこんな話しをしていた、これが僕には意外に感じた。
「わたしはぁ、多分、和哉くんはぁ、まだキスだけかなぁってぇ」
「み、美冴さんは何て…」
「うん、美冴さんはぁ、意外にアリかもよぉ、なんて云ってたわぁ…」
意外にアリ…
それは美冴さんのおかげなのに…
「えっ、美冴さんとも…」
「うん、最近の和哉くんはぁ、大人っぽくなったなぁって…」
美冴さんがそう云っていたのか…
「そ、そうなんですか…」
「うん、だからぁ、わたしがぁ云ったのぉ、アレは女ですよぉってぇ…」
「また、そんな…」
「ま、美冴さんは笑っていたけどねぇ」
美冴さんは笑っていたのか…
美冴さんのおかげなのに…
確かに僕は変わった事をようやく少しだけ自覚していた。
それは美冴さんとの関係の期間中、姉に、
『和哉、彼女出来たの?』
と、いきなり訊かれたのだ。
『いや…』
『そうなんだぁ』
『何で…』
『いや、なんか雰囲気変わった感じがしたから…』
と、姉までがそう云ってきたからである。
それからはなんとなくだが自覚し始めたのだ。
「もしかしてぇ、ひと夏の体験しちゃったのぉ」
「え、いや、そんな…」
「ああ、怪しいんだぁ…」
朱美さんの目がキラッと光る、その手の話題には敏感なのだ。
「ねぇ、和哉くぅん…」
そして朱美さんは更に甘え口調になってきた。
「ねぇ、和哉くんてぇ、童貞なのぉ…」
突然の質問である。
「えっ、い、いや、そ、それは…」
僕はその手の話しを女性とするのは美冴さん以外に初めてであった、だから朱美さんのいきなりな、突然の質問に本当に動揺してしまったのだ。
そして勿論、美冴さんのおかげで童貞ではないのであるが、その動揺が童貞そのものの反応であったのである。
だが、これでいいとは思っていた、仮に違うと言ったら云ったで色々訊かれて面倒臭そうであったから。
「きゃぁ、かわいい、やっぱりぃ、まだぁ、童貞なんだぁ」
「あ、はい…」
やっぱりって…
「前にぃ、美冴さんとぉ、和哉くんの童貞についてぇ話した事があってぇ…」
そうなんだ…
あの美冴さんがこの朱美さんとこんな話しをしていた、これが僕には意外に感じた。
「わたしはぁ、多分、和哉くんはぁ、まだキスだけかなぁってぇ」
「み、美冴さんは何て…」
「うん、美冴さんはぁ、意外にアリかもよぉ、なんて云ってたわぁ…」
意外にアリ…
それは美冴さんのおかげなのに…

