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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 114 5年前、あの後…(21)

 全然余裕しゃくしゃくだと想っていたのだがとんでもなかった。

 心の余裕は少しはあったのだが、カラダの、アソコの敏感さには全く余裕などなかったのである…
 だが、精神的には既にセックスの甘美な快感と、絶頂感は体感し、知ってしまっていたから、余計にこの甘美な快感が蘇ってしまい、僕のペニスは既に一触即発の昂ぶりの状態といえたのだ。

 ギンギンに昂ぶり、疼いていた…

 だから朱美さんの指先の愛撫に身悶えしてしまうほどに感じていたのである。

 その状態は、正に童貞そのものであるといえる…

「ああ、あけみさん…」

「かずやくぅん、すごぉい、大きいぃ…」
 そして朱美さんの唇が離れ、僕の乳首を含んできたのだ。

 あっ…
 僕はビクンと身悶えしてしまう。

 ただでさえ、朱美さんの柔らかなカラダの感触に、そして大きい乳房の柔らかかな感触にも心が蕩けそうであったのに、更に乳首を唇で弄られ、指先で敏感に昂ぶっているペニスの根元をギュッ、ギュッと握ってきていたのである。

「あ、あぁ、あけみさん、気持ちいいです…」
 僕は身悶えしながら、そう喘ぎを漏らしていた。
 この朱美さんの愛撫は、美冴さんにはなかったテクニカルともいえるのだ。

 心もカラダも蕩けそうである…

「あぁぁ…」

「かずやくぅん…」
 ふと、天井を見ると、鏡があり、僕と朱美さんの妖しい、淫靡な痴態が写っていた。

 その鏡に写っている僕の姿は、朱美さんのテクニカルな愛撫にすっかり身悶えていた…

 朱美さんの唇が乳首から離れ、ゆっくりと下へ降りてきていた。
 乳首からヘソ周りを這い回り、そして指先で僕の乳首を弄ってくる。
 そしてもう片手ではペニスの根元をギュッ、ギュッと握ってきていた、だが、このギュッ、ギュッが意外に僕の昂ぶりに間を持たせてくれていたのであった。
 多分、この乳首への唇の攻めと、指先で亀頭の愛撫を同時にされていたならば、もしかすると既に、瞬く間に射精をしてしまっていたかもしれなかったのだ。
 だが、いきなり亀頭を攻めずに根元をギュッ、ギュッと握ってくる、それが絶妙に射精感の昂ぶりを抑えてくれていたのである。

 もしかするとこの絶妙なこのテクニックは、何度となく童貞の男を経験しているという露われなのではないのだろうか…
 




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