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シャイニーストッキング
第2章 黒いストッキングの女1
 39 導く手

 今夜は週末の夜である、カウンターに座る私達の両隣も恋人同士のカップルであった。

 カシャッ、シュポッ

「ふぅぅ…」
 私は煙草に火を点け、煙を吐く。

 こうやって両隣を見比べても、ゆかりはいい女だ…

 そう思いながら彼女を改めて見て確信しなんとなく嬉しくなってしまう。
 そして煙草を吸いながら再び彼女の顔を見る。

 やっぱり酔ってきているな…

 潤んだ目で宙を見ている感じがしたので酔いが回っているのかと思っていたのだが、違った。

 「………」
 「ん……」

 うんっ、な、なんだっ…

 カウンターの下で私の手を握り、なんと、その手を彼女自身のワンピースの中へと導いてきたのだ。

 「う…んん…」

 な、なにをしてるんだ、なにをしようと…

 私は一瞬慌ててしまった、だが、彼女の目を見てゾクッとした。
 
 あの目だ、また欲情している…

 そしてそのまま彼女の手の導きに任せてワンピースの奥深くへと導かれていく。

 あっ…

 そう、彼女はノーパンだったのだ。
 既に彼女自身の秘肉は愛の蜜で溢れかえっていた。
 そして私は彼女の導きのままにその秘肉に指先を挿入れていく。

 「…っ…」
 彼女は私の指先に感じ、ビクッと小さく震え、声に出せない喘ぎを上げた。

 いったいどうしたんだ、こんなところで…

 彼女は再び欲情に濡れた目をしていた。
 だが、私には彼女が何を考え、何をしたくてこんなことをしているかさっぱりわからない。
 そして彼女は何気ない顔でギムレットを一口飲むのだが、カクテルグラスを持つ手は小さく微かに震え、欲情の淫靡な表情は隠せなくなっていたのだ。
 私自身もそんな様子にすっかりフェチな興奮が昂ぶりを増し、彼女から目が離せなくなってしまう。

 こんなところでなぜだ、やりたいならすぐにでも部屋に戻るのに…

 彼女の想いがわからない。
 
 そしてこの導きのままに挿入れている指先が余りにも気持ちよくて弄るのが止められないでいた。
 しかしここは私の行き着けのバーである、いくらカウンターの下で見えないようにしてるとはいえ、あまりの大胆さに興奮し、再び股間も昂ぶり始めてきたのだ。
 そしてなんとか落ち着かせようと二本目の煙草に火を点ける。

 やばい、指が気持ちいい…

 そして彼女から目が離せなくなっていた。

 
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