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シャイニーストッキング
第1章  和哉
 9 コレクション
 
 休憩室のゴミ箱の中の伝線ストッキング漁り、それが僕のアルバイトでの密かな愉しみとなった。
 そして初めて拾った日以来、出勤時、休憩時、退勤時と3回休憩室を利用する時、常にゴミ箱をチェックするようになった。するとそれは2日に一度、多い時には毎日、そして一足だけではなく二足捨ててある時もあったのだ。
 僕はそれを毎回必ず拾って持ち帰りオナニーのおかずにして、充実のオナニーライフを送るようになる。 
 そして当然のように伝線ストッキングは貯まり、コレクションのようになっていった。
 やがてゴミ箱漁りをし始めてから約2週間位経って10足程貯まった時には、コレクションとしてどのストッキングがパートの誰のモノなのかがある程度わかるつもりになっていたのだ。
 正に十人十色であり、個人別にストッキングのセレクトにも好みがあるらしく、脱ぎ捨ててあるストッキングの微妙な色や素材の違いがわかるようになってきていた。
 そして一緒に仕事をしながらいつもストッキング脚を観察しているわけであるから、パートさんそれぞれのストッキング脚の違いが僕にはわかった、いや、わかっているつもりになっていた。
 そして11歳から約6年間のストッキングフェチとしての想いの積み重ねにより、ストッキングの種類や素材や値段等々の知識も詳しくなっていたのだ。

 例えばパンティストッキングの腰部に付いてあるバックマークのブランド名で
 
 これはコンビニで買ったな…
 これは通販だな…

 と、判別でき、また微妙な色の違いで誰の捨てたストッキングかを想像するわけであるから、当然女子大生2人のアルバイトと2人のパートさん達の個性を想い、顔や声や仕草等を思い浮かべながらの充実した仮想セックスオナニーを毎晩のようにしていた。
 そしてその頃の僕は毎晩のオナニーのやり過ぎで、ペニスが痛くなってしまっていた程である。

 そんな日々、持ち帰るストッキングのそのコレクションの中でも肌触りの質感、色合い、艶感、そして匂い等において僕には特に一番のお気に入りのストッキングがあった。
 そしてついにそのストッキングの持ち主を特定できた日が来たのだ。
 その時僕は興奮してしまい、仕事中にも関わらず勃ってしまう。

 あっ、この香水の香りはっ…

 お気に入りのストッキングと同じ香りのパートさんが僕の隣にいた。

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