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シャイニーストッキング
第11章 絡まるストッキング5      和哉と健太
 63  真実(まみ)⑩

 それに僕にはこの真実の前に付き合っていた彼女に、このフェチ嗜好をカミングアウトした途端に嫌悪感を示され、フラれてしまった事実があった。
 そんな経験があったからこそ、余計にこのフェチ的嗜好を言葉に出せないでいたのである。

 ただ、たまたまなのであろう…

 偶然、この真実には理解があったのだ。

 それは彼女自身の昔の彼氏がそんなストッキングフェチだったのだ…
 と、彼女が話してくれたし、多分、そんな男側の心理に対して理解があったからだと思うのである。

 そして遡ること五年前…

 あの美冴さんとの出来事にしたって、僕のこうした幼少期からのストッキングに対する想いの暴発がきっかけなのだった。
 だが、あれが、あの時、美冴さんに激しく嫌悪され、罵りを受けたならば、今、現在の僕はどうなっていたかわからないのだ。
 たまたま、美冴さん自身も理解があったから、いや、大人の女としての、人妻としての豊富な性的経験があったからこその理解度だったのかもしれなかったのである。

 もしも逆であったなら、美冴さんとの出来事が一生トラウマになっていたかもしれない…

 その位に男側からにとっては微妙な案件であり、要望、欲求なのである。
 そんな事を想い浮かべながら、この目の前で僕に対して、この憧れの、羨望の、ストッキング直穿きという姿で喘いでいる真実の姿を見て、興奮を、いや、感動をしていたのであった。

「ああん、かずやぁ、恥ずかしいからぁ、あまりそんな目でぇ、見ないでよぉ…」
 と、呟き、股間を手で隠す。
 そうなのだ、ぐっしょりと濡らした真実の股間の割れ目には、パンティストッキングのセンターシームがしっかりと食い込んでいたのである。

 ああ、ま、真実…

 僕は、僕は…




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