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シャイニーストッキング
第2章 黒いストッキングの女1
 46 愛の儀式

 「ごめんね、イカせてあげるね…」
 絶頂感に弛緩したカラダを気怠そうに起こし、妖しく淫靡な濡れた目でそう囁いてきた。
 私はその目を見てゾクゾクしてしまう。
 
 そして仰向けの私の股間に顔を運び、右手でビクビクと脈打っている肉の茎と化したチンポを掴み、唇に含んでくる。

 ああ、気持ちいい…

 彼女はほぼ挿入ると同時くらいの瞬く間にイッてしまい、私は置いてけぼり状態のままなのだがまだ脈打っており、それを毎回逢瀬の最後には必ず彼女の口で愛してくれるのであった。
 これは私にとっては堪らない愛の時間であり、愛の儀式といえるのだ。

 限界ギリギリまで彼女を愛し、イカせ、その後に彼女の口唇の愛撫で最後の一滴までを出し尽くしてくれる、それも妖艶で淫靡な目をした喜悦の表情でしゃぶってくれるのだ。

 男の最大の絶頂感は簡単にいえば射精である、何を置いても射精の瞬間が一番の快感であり、絶頂感といえる。
 男にとってのセックスとは色々と状況は多々あるのだろうが至極簡単にいえば、この射精に至るまでのプロセスであり、一般的には射精こそがセックスの全ての快感を支配すると言っても過言ではないだろう。

 どんなにいい女を抱いても、どんなに素晴らしいシチュエーションであっても、射精しなければセックスとしての満足感は半減以下、いや、ほぼ満足感は得られないはずである。
 それを彼女はこの最後の口唇の愛撫により、射精し尽くすくらいの満足感を与えてくれるのだ。
  男冥利に尽きる、とは正にこのことだと私は思っている。

 私にとってはゆかりの愛を感じる大切な時間であり、儀式なのだ…

 ジュバ、ジュブ、ジュバ、ジュブ…

 愉悦の顔で私のモノをこんなにもしゃぶってくれている…

 亀頭が融けてしまうようなしゃぶられる快感に浸りながら股間で上下に動いている彼女を見ると、

   あっ…

 彼女の淫靡な濡れた瞳と目が合った。

 ゾクゾクしてしまう…

 「あぁ、うぅ…」
 唇と舌の快感にチンポが融けてなくなりそうだ。
 そしてこんなに一生懸命にしゃぶってくれている彼女を愛していると実感する。

 だけど、今日一日の彼女の淫れは何なのだろうか、何か意味か原因があるはずだ…

 快感に浸り、溺れそうになっている意識の中に、ふと、今日の彼女の違和感が浮かんできたのだ。



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