パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 絡まるストッキング5　　　　　　和哉と健太

　78　心の声

「あっ、うっ、っくっ」
　俺は美冴さんの絶頂感を感じ、自身も最後に奥へ押し付ける様に突いて射精をした。

　昨夜からの三度目の射精であり、そして万が一、美冴さんの中で漏らしてしまっても安心だ…　　　　　　　
　と、いう気楽な想いがあってなのか、以前よりも思いっ切り動かせたり、奥まで突ける様になったのだ。

　そのお陰なのと、美冴さんとの快感のシンクロが同調してきたのか、いや、美冴さんが同調してくれてきたのであろう…
　二人の絶頂感が上手く合致し、シンクロしたかの様に、一緒に絶頂感を迎えられたのである。

「あんっ、ん、んんぁぁ……」
　美冴さんが絶頂の喘ぎを漏らしてきた。

「はっ、は、っく、あ、あぁ…」
　俺も激しい快感の絶頂を感じながら、美冴さんの中でビクッ、ビクッ、ビクッと三度、射精の快感の震えを起こしていく。

「あぁ……」
　俺はそんな快感の吐息を漏らしながら、彼女を斜めに抱き、ぐったりと汗ばむカラダを押し付け、抱き締めたのだ。

「あぁ、み、美冴さん…」
　そして顔を彼女の後頭部辺りに寄せて、心の昂ぶりのままに名前を囁いたのである。

「ふぅ、堪らないや…」
　そして更にそう囁いた。

　この囁きは俺の心の声そのものであった…

　思わず漏れてしまったのである。

　この美冴さんを抱き締めながら伝わってくる彼女のカラダの感触、細さや厚み、体温、鼓動、息遣い、そして香り、それら全てが…
　そして美冴さんの存在を感じるそれらの全てが…
　堪らなく愛おしい想いとなって、俺の心に心地よく伝わってくるのだ。

　今朝、再び俺は美冴さんをこうして、衝動的だが抱いた…


　そしてそれが…

　この今朝のセックスが…

　彼女と俺との心とカラダを完全に、ひとつにしてくれた様な感じがしてきていたのだ…