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胡蝶の夢
第7章  刑徒






名残惜しそうに吸いつくソコから指を引き抜くと、人差し指に中指を添えて再びゆっくりと沈めていった。



「はぁっ…、ひぅぅっ……」



「二本だってこんなにすんなり咥えるよ?美味しそうに僕の指を舐ってる…」



中を押し広げるようにかき混ぜてもピタリと吸い付いて離れない。



「…ねぇ、上手にもう一本咥えてごらん…?」



「……だ、めぇっ……」



人差し指と中指に這わせて薬指を捻り込む。


咀嚼するようにヒクヒクと噛みあわせながら、あたたかい彼女の中に呑まれていった。



「さすがにキツイね。ギチギチだよ」



「痛っ……、あぁん……抜いて…下さい」



眉根を悲痛に寄せる顔が愛おしい。


上気した肌がしっとりと汗を滲ませている。


長い髪を冷たい床の上に乱して、些細な僕の指先の動きに忠実に反応するのは淫らなマリオネットだ。



「大丈夫……、痛みだってすぐに良くなるよ…」



そのまま三指と内壁を摘み合わせる様にして親指をクリトリスに当てた。



「君はココが好きみたいだからね…」







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