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胡蝶の夢
第6章 腐蝕
取り出したのはピストン式の大きなガラス管だった。
注射器の形に良く似ているが、針はついていない。
すでに中に液体が入っている。
これが何に使われるか…。
黒崎が近付いて来る。
「箱の中身に興味があるのか?」
「来るなっ」
ズッ…
背後から一気に入った。
不快な液体が腹を満たす。
「汚い穴を使う気は無いからな」
使う?
僕は物じゃないんだ。
ふざけるな。
お前の性処理の道具じゃない。
そう思っても言葉に出せない。
それどころじゃない。
腹が膨れるのにつれて激痛が襲ってくる。
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