この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
胡蝶の夢
第6章  腐蝕 





今すぐ消えてしまいたい。


人間として一番大切なものを失った気がする。


薄い膜の向こう側で、もう一人の僕が苦しみながら言った。





『消えたい』と。





恥辱の毒に蝕まれては生きられないから。


耐えられないから。


恥を晒すくらいなら…。


いっそ…。







ふざけた事を…。


何を甘えている。


僕を窘める僕。


ならばさっさと消えてしまえ。


必要じゃないお前など要らない。


淘汰されるべきだ。


わかっていたことじゃないか。


最初から『不必要』だったんだ。


最初から『ゴミ』だったんだよ。







/168ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ