この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それが運命の恋ならば
第11章 ふたつの月
「…あぁ…ん…っ…」
震える長い睫毛を、ゆっくりと開く。

…眼の前の光景に…
「…ああ…っ…!」
凪子は息を呑んだ。

…禅の身体は、凄まじく荒ぶるような雄、そのものだったからだ。
ブロンズ色に輝くその身体は鋼のように分厚く…さながら古代ローマのグラディエーターのように雄々しかった。

…くっきりと割れた腹筋の下、下腹部には鬱蒼と生い繁る夏草のような下生えが生え…そこから天を仰ぐように屹立している男の牡は、信じ難いほどに大きく猛々しかった。
さながら、禍々しくも妖しい凶器…。
その切っ尖からは、欲望の樹液が滲み出て、雪洞の淡い灯りに輝いていた。

「…あぁ…」
驚きと畏れと羞恥と…隠しきれない欲情の色が吐息に混じる…。

背後の李人が愉しげに笑う。
「…禅の…は大きいだろう…?
…興奮した…?」
紅く染まる耳朶をかちりと噛まれる。
「…ん…っ…」
白い夜着はとうに脱がされ、凪子もまた一糸纏わぬ姿だ。
…身体の奥底から、熱い花蜜が流れ始める…。

「…僕の…と、どっちが好き…?」
囁かれた淫らな言葉と同時に、凪子の腰に熱く硬くどくどくと脈打つものが押し付けられた。

…李人…さまの…
「…あぁ…」
切なげな甘い吐息が、口唇から漏れてしまう…。

「…凪子はどちらの旦那様のものが気に入るのかな…?」
くすくすと笑いながら、うなじに口づけされる。
「…んっ…」
李人が白い首筋に舌を這わせ、歯を立てる。
「…んんっ…!」
思わず仰反る凪子の髪を優しく撫で、李人は静かに命じた。

「…さあ、凪子。
そこに膝を突いて。
…新しい旦那様に、ご奉仕しなさい」

/349ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ