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それが運命の恋ならば
第3章 愛と哀しみの夜明け
「…いや…やめ…て…ください…」
凶器のような雄蕊を挿入されまいと、暴れる凪子の肩を湯船越しに前から押さえつけたのは、禅だった。
「奥様。大人しくなさってください」
…静謐な声。
「…禅…さ…ん」
…なぜ、こんな酷い仕打ちに加担するのか…。
凪子は涙ぐみながら禅を見上げ、心の内で訴えた。
禅の凛々しい眼差しが微かに苦しげに歪む。
李人の熱く硬質な牡が強く押しつけられる。
「…ああっ…!」
「禅は私の命令には決して背きません。
貴女は禅の眼の前で私に犯されるのです。
…さあ、大人しくして。
私は貴女に苦痛を与えるのは本意ではありません。
大人しく、従順にしていたら…」
…貴女を天国に連れて行って差し上げられるのですよ…。
李人は愉しげに囁き、凪子の薄い耳朶を噛んだ。
凶器のような雄蕊を挿入されまいと、暴れる凪子の肩を湯船越しに前から押さえつけたのは、禅だった。
「奥様。大人しくなさってください」
…静謐な声。
「…禅…さ…ん」
…なぜ、こんな酷い仕打ちに加担するのか…。
凪子は涙ぐみながら禅を見上げ、心の内で訴えた。
禅の凛々しい眼差しが微かに苦しげに歪む。
李人の熱く硬質な牡が強く押しつけられる。
「…ああっ…!」
「禅は私の命令には決して背きません。
貴女は禅の眼の前で私に犯されるのです。
…さあ、大人しくして。
私は貴女に苦痛を与えるのは本意ではありません。
大人しく、従順にしていたら…」
…貴女を天国に連れて行って差し上げられるのですよ…。
李人は愉しげに囁き、凪子の薄い耳朶を噛んだ。