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それが運命の恋ならば
第3章 愛と哀しみの夜明け
その声に、凪子はびくりと肩を震わせた。
…夫婦でもない…禅の前で、射精される…。
そんな破廉恥な…背徳に満ちた行為をされるなんて…。
羞恥心に悶え、苦しむ。
「…いや…あ…やめ…て…ぇ…」
泣きじゃくる凪子に
「どうして?
私との子どもを欲しくないの?
…ああ、禅のことを気にしているの?
大丈夫。
禅は私に忠実で、決して裏切らないからね。
このことは墓場まで持ってゆくよ。
…そうだね?禅。
奥様の秘密は決して口にしないよね?」
艶めいた瞳で李人は禅を見遣る。
「…はい。李人様。
もちろんです」
熱の籠った眼差しで禅は凪子を見つめ、その熱い掌で華奢な肩を抱きしめたのだった。
…夫婦でもない…禅の前で、射精される…。
そんな破廉恥な…背徳に満ちた行為をされるなんて…。
羞恥心に悶え、苦しむ。
「…いや…あ…やめ…て…ぇ…」
泣きじゃくる凪子に
「どうして?
私との子どもを欲しくないの?
…ああ、禅のことを気にしているの?
大丈夫。
禅は私に忠実で、決して裏切らないからね。
このことは墓場まで持ってゆくよ。
…そうだね?禅。
奥様の秘密は決して口にしないよね?」
艶めいた瞳で李人は禅を見遣る。
「…はい。李人様。
もちろんです」
熱の籠った眼差しで禅は凪子を見つめ、その熱い掌で華奢な肩を抱きしめたのだった。