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秘匿の闇市〜Midnight〜
第8章 愛され少女の教育法
「はぁっ……んっ、好き……好きだわ……」
細めた目を佳子に向けて、彩月はじゃれつかせた舌の釁隙から、淫猥な音を誘い出す。
「小松原さん……ンッ……」
「ああ……はぁっ、んんっ、彩月……こんなに愛おしいなんて…………はぁっ、気が狂ってしまいそう……」
捕えた佳子の顎を撫でて、その指を真上の唇の中に差し入れる。歯の裏側をくすぐる具合に指でなぞって引き抜いて、またキスする。舌と指を交互に入れては佳子の口内をまさぐる内に、そこは随分と潤った。
そうして彩月は、佳子から唾液を吸い上げる。吸い上げた分、自分の唾液を彼女に注ぐ。
「ん……あっ…………こんな悪趣味な部屋に呼んで、悪いわね……」
「自覚されているだけ、十分です。特に精液の匂いが酷い」
「んっ、ハァッ……同感──…っ、ただうっかり貴女の血をシーツにでも付けてしまったら、私、んん…………」
とっくに体内まで犯されでもしている風に、身体を戦慄かせた佳子の手が、彩月の肩や腕を撫で回している。
「興奮して、一晩中自慰を続けてしまうの。んんっ、それで寝不足になってしまうから……」
至極真面目に弁明する佳子の身体が、軸を失くした。