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秘匿の闇市〜Midnight〜
第8章 愛され少女の教育法
彩月は彼女を元いた位置に座らせて、その手を取って、甲にキスする。
「今日の小松原さんは、甘えたがりですね。お父さんでも来られましたか」
「いいえ、私はいつでも甘えたがりなの」
憑き物がとれたように純真な、佳子の目。
しかし彼女の命令が、美影に不快な顔をさせる。それでも佳子に苦言するような家政婦は、館内にいない。
彩月は、機械的な手つきで部屋着のボタンを外していった。下着まで脱ぎ落としたところで、美影の縄が手首を捕らえた。彼女がその結び目を、彩月の頭上に通ったポールに固定する。
縄は複数本あった。二本は、美影の手にしっくり収まる彩月の乳房を倍量に見せかけるようにして、上体を這った。また別の縄は、太ももの肉を盛り上げながら、左右の脚を桎梏した。美影がその端を引き上げて、彩月の割れ目を開かせながら、手首と同じ高さに繋いだ。
「動けなくなったね。もう濡らしてて、ビックリしたよ。小松原さんとのキスがそんなに良かった?」
ちゅぷ、と、美影の指が彩月の脚と脚の間を探る。彼女の唇が彩月の乳房に吸いついて、先端を尖らせていく。
ぬらぬらと艶をまとったそこに、クリップが食いつく。乳首を挟みちぎらんばかりのバネを備えたクリップに、美影がぶら下げたのは、鉛錘だ。
しゃら…………
「んっ」
美影の指が、クリップごと乳房をからかう。彼女がほとんど触れない具合に撫でる度、金属が頂のまるみをこねくって、重心を揺らす。