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秘匿の闇市〜Midnight〜
第8章 愛され少女の教育法
「はぁっ、……」
まだ小手調べに過ぎないだろう。
それは、ここ三ヶ月を振り返れば分かる。
事実、彩月の視界の端に、見るからにいかがわしいフォルムの玩具が現れた。
ヴィィィイイイン…………
ヴーーーーーー……ヴン……ヴィィィ………
「アッ!……クッ……ァッ……」
小刻みに震えるバイブレーターの先端が、バネと重力でいびつになった乳房を揺さぶる。それは美影に操られながら、膨らみの周りを彷徨って、恥丘に向かう。一定の動きのみを保つ玩具は、強行的に彩月をひくつかせていた。
「ンッ!!ク……ァッ!」
佳子や御室に痴態を晒すのとは違う。羞恥に気を遣りそうになって、彩月は美影の唇を弱い部分に受けながら、辛うじてまだ声を殺していられた。
「素晴らしくいやらしい光景だけれど、美影?残念ながら、まだ余裕みたいよ」
つと二人の間に割り入ったのは、感情の読めない神さびた声だ。
苦虫を噛み潰した顔を見せた美影の後方に、佳子が足を止めた。
「私の所有物に遠慮があるのは分かるけれど。許可を出しているのだから、構わないのよ。しっかり私を安心させて」
佳子が美影に腕を絡めて握らせたのは、革鞭だ。
彩月から見ても分かるほどの気乗りしない美影の顔に、佳子はまるで気づかない振りを貫いて、木箱に戻って脚を組む。