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秘匿の闇市〜Midnight〜
第8章 愛され少女の教育法
あさひは尻を突き出して、佳子に薬を懇願する。
志乃の愛情にほだされて、彩月の同情に浮ついて、あさひは自分を失くしかけていた。
こうしたことをするために、生きてきた。恐れも偏見も不要だ。育江はそうして生きてきた。そうして生きて、今は誰に干渉されることもなく、心穏やかに暮らしている。
プス…………
「あ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッ…………!!」
陰核の真上で垂直に下りた針は、本来の役目を終えても刺さったままで、あさひは顎を打ちつけた。抜いて欲しいと懇願しながら、下半身を振る。振り乱すほど、針が沈む。
「イ"ダイ"ィ"ィ"っっ……いだいでずぅぅぅっ!!ひぎぃぃぃ"い"い"い"い"ぃ"っ…………!!」
首を回して後方を見ると、涼しげな顔があさひの割れ目を見つめていた。彼女の手元が、今も注射針を前後左右にのみ動かしている。
諦念が胸を広がりきった時、あさひはばたりと悶絶した。