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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第11章 愛の精算

車を路肩に停めたまま
発進させようともせず
洋介はハンドルを強く握りしめていた。

『どこから話せばいいのやら…』
どのように取り繕っても
美代子を傷つけてしまうことに変わりはない。

「美代子…落ち着いて聞いてくれるかい?」

「ええ、ちょっとやそっとでは驚かないわ」

美代子は手をギュっと握りしめて
心の準備をした。


「僕たちの不倫関係がご主人にバレている…」

「えっ?」
遅かれ早かれバレるとは思っていたが
こんなにも早く?

「君たち夫婦の家は隠しカメラだらけなんだよ
初めて君の家にお邪魔した一部始終の写真を見せられた」

「ちょっと待ってよ!
それじゃあ、私、ずっと夫(あの人)に監視されていたってこと?」

「そこまではわからない…
ただ言えるのは僕たちがあの家で愛し合った証拠をご主人は持っているってことだ」

そんなことをする人ではなかったのに
結婚してから変わってしまったのだろうか?
いえ、もともとそのような性癖があって
付き合っている時はひたすら隠していたのかも…

美代子は有人という男に恐怖を覚えた。

「二人の関係を世間にバラされたくなければ
言うことを聞けと…
二人の…と言うよりは僕は自分の保身のために
どんなこともしようと思った」

洋介の言葉の一つ一つが
鉛のように心にドスンと落ちていった。


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