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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第11章 愛の精算
お尻じゃなく、
もっと女の匂いが強いところも嗅いでよと
美代子が脚を開いて行く。
「やめろ美代子!なぜ自ら向田さんを導こうとするんだ!」
最後のセックスとして
有人が主体となって美代子を抱くのは許せても
美代子が好色の表情で有人を誘うのは許せない。
「おっと、観客の方は口出し無用でお願いしますよ。それに僕たちプレーヤーの体に手を触れることも厳禁でお願いしますね」
思わず椅子から立ち上がろうとする洋介を
冷たい口調で制した。
「くっ!」
まるで彼女を元カレに寝取られてゆくような
苦々しい気持ちがフツフツと沸き上がってゆく。
「美代子、彼氏が悶々としはじめたよ。
夫婦のセックスというものを
じっくりと見せてやろうじゃないか」
有人の手が美代子の尻を撫で、
谷間に沿うようにじわじわと前方へ押し進める。
やがて中指にクッと力が入ると
割れ目のタテスジの中に沈み込む。
「あうっ…!」
美代子の膝がガクガクと震えた。
中指が的確にクリトリスを押し込んだのが明白だった。
「感じないでくれ!美代子、そんな奴の愛撫に感じるな!」
洋介は思わず立ち上がった。
場合によっては有人を殴り付け、
美代子の手を引いてこの家から逃げ去ろうと考えていた。
「困った観客だ…
美代子、例のもので彼氏におとなしく座って貰うようにしなさい」
はい、わかりましたと美代子が部屋の片隅にあるスポーツバッグに手をかけた。