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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第11章 愛の精算
洋介はそんな二人の姿を腕を組んで睨むように見ていた。
冷静に見ているつもりが手のひらに汗をかき
スーツの二の腕にシミを作っていた。
やがて美代子のワンピースがシュルっと静かな音を立てて足元に滑り落ちた。
洋介は美代子の下着姿が
これほどまでに妖艶だと感じたことはなかった。
有人は美代子の背後にひざまづいて
パンストの腰ゴムに指をかけた。
「伝線しないように気を付けるからね」
そう言ってクルクルと果実の皮を剥くように
パンストを脱がして行く。
『どうしたんだ美代子?
なぜそこまで有人に身を任す?
自分で脱ぐわと冷たく言い放って
さっさと脱げばいいじゃないか!』
僕は悪夢を見せられているのか?
洋介は耐えきれずに目をつむった。
「ダメだよ金城くん、せっかくのショーなんだから、しっかりと見ておくれよ」
有人の言葉に美代子はハッとなった。
完全に洋介の視線など眼中になかった…
夫と自分だけの世界に入り込んでいたわ。
洋介の存在を忘れていただけではなかった。
美代子の股間は、あれほど触られることに嫌悪を抱いていた有人に体を撫でられて
ジュワっと湿らせていた。
「美代子…良い匂いだ
この香り、決して忘れないよ」
有人はショーツ越しにヒップの谷間に顔を埋めて
美代子の香りを楽しんだ。