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第11章 愛の精算

「ほら、優しく撫でられるより
こっちの方が気持ちいいんだろ？」
有人は摘まんだ陰唇を捻るように
さらに強く引っ張りあげる。
小陰唇というものが
こんなにも伸びるのかと驚くほど広げられた。
まるでそれは淫らな蝶が羽を広げたように…

「ああん…いやん…
虐めないで…」
美代子の口から拒否の言葉が漏れるが
その意味合いは「もっとしてください」と聞こえてくる。

「金城くん、こいつはね根っからのM女なんだよ
こいつにはね僕のようなS男が必要なのさ」
有人の言葉を裏付けるように
割れ目の小さな穴からは透明な粘りけのある液体が
トロ～りと零れ落ちる。

「ぐうぅぅ！！」
洋介は椅子ごと体をバウンドさせた。
だが、悲しいことに椅子はビクともしない。
「ん？もっと良く見たい？君も我が儘だねえ」
美代子の脚ををM字に開かせたまま膝裏に手を回して抱きかかえ、美代子の股間を「良く見なさい」と
洋介の顔面に付き出した。

美代子と付き合って、
何度も嗅いだ匂いが鼻腔に飛び込んでくる。
「ああ…洋介、そんなに見ないで…」
美代子の艶っぽい声が欲情をそそる。

こんな仕打ちを受けているのに
洋介のペニスは勃起していた。

「初めて会った時に気づいていたよ
君は根っからのM男だとね…
君たちは相思相愛と思っているようだが
僕の目から見ればM男とM女なのだから
全く不釣り合いなんだよ」
さあ、もっと匂いを嗅ぎなと美代子の秘裂を
洋介の鼻に押し付けた。