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第6章 不倫する女

体がフワフワと浮くような感覚…
アクメが近づいている。

『ウソ！？舌だけで逝かされようとしてる？』
指まんこで逝ったことはある。
現にオナニーでは玩具を使わずに逝ける。
でも、舌だけで逝かされるなんて初めてだわ。
美代子はゾクゾクした。
『この人、上手かも…』
口は執拗におまんこを責め、
右手の指は乳房や乳首を愛撫する。
左手は美代子の脇腹や腰を撫で回して
口と手を遊ばせることなくフルに動かしてくれた。

いたりつくせりとはまさにこの事で
大切に扱ってくれるので
美代子はちょっとした女王様の気分に浸れた。
心がリラックスすると
アクメはすぐさまやって来る。

「逝きそう！ねえ、私、逝っちゃうわ！！」

「逝けばいいさ、
軽く逝っておけば後々もっと大きく逝けるよ」

洋介の言葉に促されて
美代子はアクメに達した。

はあはあ、と
荒い呼吸を繰り返す美代子に洋介は添い寝して
「君さあ、もしかしてMかい？」と聞いてきた。

「どうしてそんなことを聞くの？」

「だってさあ、小陰唇も乳首も
うっすらと内出血した形跡が残ってるし…」
クリップでも挟んで遊んだ跡だろ？
痛みは残っていないかい？と
優しく美代子の肩にキスをしてくれた。
「それに手首の包帯は
リスカをした訳じゃないんだろ？」
ああ…この人は全てをわかってくれているんだわ
そう思うと自然と涙が溢れた。