この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第3章 拒絶
 あの場にはレイもおり、テネシーの背後から彼女を見つめていたが、すぐさまサラサから視線を外すと、どこかに行ってしまった記憶がある。

 テネシーへの返答は待って貰った。
 彼のことを全く知らなかったし、何故かこの場で答えるのを躊躇したからだ。

 しかし数日後、サラサはテネシーと彼の取り巻きの女生徒たちとの会話を盗み聞きしてしまう。

「テネシーが私に告白したのは、罰ゲームだったんですって。だから断ったの。あ、もちろん、罰ゲームの件は伏せておいたんだけど、地味な私が断ったことが、彼のプライドを傷つけたみたい。だから向こうから、罰ゲームだって言って来たわ。まあ当たり前よね? こんな地味でつまらない女、誰も好き好んで告白しようなんて思わないでしょ?」

 一瞬でも、本気で返事を考えたことを思い出し、自虐的に笑った。笑いながら、膝を抱えて丸くなる。
 その時、

「お前は、地味でつまらねえ女じゃねぇよっ‼」

 怒りに満ちた叫び声が、部屋に響き渡った。
 何故彼が怒るのかが分からず、サラサは首を傾げて尋ねる。

「敵である私に同情してるの?」
/89ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ