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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第6章 初夜①
ひとしきり口付けを堪能したレイは顔を離すと、乱れた呼吸を整えながらサラサを見下ろした。
どこか興奮した様子で、青い瞳を見開いている。
「……すっげぇ嬉しい。サラサの初めてのキスが……いや、これから先の全てのキスが俺だけのものだって考えたら、滅茶苦茶ドキドキする」
「ば、馬鹿っ! よくも、そ、そんな恥ずかしいこと、平気な顔して言えるわね⁉」
「恥ずかしい? 別に本当のことだろ?」
「そ、そうだけど……だ、だって……今まで男の人と付き合った経験がないから……そんな言葉、かけられたことないし……」
異性との付き合いを避けていた彼女に、甘い言葉に対する免疫がないのは仕方ない。
ふふっと笑い声がレイから洩れると、焦点が合わなくなりそうなほど顔が近づいた。意地悪く口角を持ち上げながら、シーツに広がる見事な赤い髪に指を巻きつける。
「なら、これからは俺が山ほど言ってやるよ。だから、お前の恥じらい顔を、俺以外の男には絶対見せるなよ」
サラサの顔全体が真っ赤になった。身体中の血液が沸騰しているかのような熱が脳内にのぼり、照れ隠しの反論が浮かばない。
どこか興奮した様子で、青い瞳を見開いている。
「……すっげぇ嬉しい。サラサの初めてのキスが……いや、これから先の全てのキスが俺だけのものだって考えたら、滅茶苦茶ドキドキする」
「ば、馬鹿っ! よくも、そ、そんな恥ずかしいこと、平気な顔して言えるわね⁉」
「恥ずかしい? 別に本当のことだろ?」
「そ、そうだけど……だ、だって……今まで男の人と付き合った経験がないから……そんな言葉、かけられたことないし……」
異性との付き合いを避けていた彼女に、甘い言葉に対する免疫がないのは仕方ない。
ふふっと笑い声がレイから洩れると、焦点が合わなくなりそうなほど顔が近づいた。意地悪く口角を持ち上げながら、シーツに広がる見事な赤い髪に指を巻きつける。
「なら、これからは俺が山ほど言ってやるよ。だから、お前の恥じらい顔を、俺以外の男には絶対見せるなよ」
サラサの顔全体が真っ赤になった。身体中の血液が沸騰しているかのような熱が脳内にのぼり、照れ隠しの反論が浮かばない。