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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第7章 初夜②
「そ、その……な、なんか……凄く……は、恥ずかしかった……」
感じたものはたくさんあるのに、こんなありきたりな表現しかできない自分が恥ずかしい。だがそれ以上に、先ほどの行為を思い出すほうが恥ずかしかった。
普通なら、決して触れ合うことのない部分。
そいつが触れ合っていること自体、サラサにとっては衝撃的であったし、舌で救い上げられた唾液が掻き回される音を思い出すと、身体の中心が切なく疼いた。
緊張を逃すように洩らした吐息に、微かに艶声が混じる。
彼女の耳に、熱を帯びた囁きが届いた。
「ふふっ、何言っているんだ? これから、もっと恥ずかしいことをするんだぞ?」
「……う、うん、分かってる……けど」
どういう理屈で子どもができるかは、一応知識としては知っている。
知ってはいるが、
(知っていることと実際やってることが違うじゃない……)
少なくとも、子作りするために≪大人のキス≫などという段階を踏むなど、彼女の知識にはない。
まだまだ知識と現実との乖離があるのかと心の中で頭を抱えていると、彼が動いた。
感じたものはたくさんあるのに、こんなありきたりな表現しかできない自分が恥ずかしい。だがそれ以上に、先ほどの行為を思い出すほうが恥ずかしかった。
普通なら、決して触れ合うことのない部分。
そいつが触れ合っていること自体、サラサにとっては衝撃的であったし、舌で救い上げられた唾液が掻き回される音を思い出すと、身体の中心が切なく疼いた。
緊張を逃すように洩らした吐息に、微かに艶声が混じる。
彼女の耳に、熱を帯びた囁きが届いた。
「ふふっ、何言っているんだ? これから、もっと恥ずかしいことをするんだぞ?」
「……う、うん、分かってる……けど」
どういう理屈で子どもができるかは、一応知識としては知っている。
知ってはいるが、
(知っていることと実際やってることが違うじゃない……)
少なくとも、子作りするために≪大人のキス≫などという段階を踏むなど、彼女の知識にはない。
まだまだ知識と現実との乖離があるのかと心の中で頭を抱えていると、彼が動いた。