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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第15章 大魔女の遺産
 サラサの肩を抱き寄せると、相手を射殺さんばかりの鋭い視線を向けながら、レイは唸り声のような低い声で警告した。

「お前……サラサを傷つけたらしいな。今回は見逃してやるが……次同じようなことがあれば、只じゃ置かないからな」

「れ、レイ・ヒルトン⁉ お前には関係ないだろっ、引っ込んでろ‼」 

「はぁ? 関係ない? あるに決まってるだろ。サラサは、俺の妻なんだからな」

 そう言って、おそろいの結婚指輪を見せられたテネシーは、絶望で満ちた表情を浮かべながら膝から崩れ落ちた。

 本気で好きになった女性に振られたモテ男の哀れな表情は、今でも学園の笑い話となっている。
 
 そして五年後――

「待ちなさい、ルビィ! そこはマーガレットお婆様の寝室でしょっ! 勝手に入っちゃ駄目です!」

 ヨタヨタと歩く一歳の娘を追いかけてマーガレットの寝室にやって来たサラサの声が、大きく響き渡った。

 二人はその後、マーガレットの屋敷を継ぎ、ここで暮らしていた。祖母の部屋も、彼女が亡くなった当時と変わらず綺麗に整えられ、ベッドサイドには季節の花が生けられている。

 妻の声に、何があったのかとレイが顔を出した。
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