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狂愛の巣窟
第5章 【隣人に魅せられて…】
それから昼下がり……でしょうか。
干した布団を寝室に持ち帰りセッティングしていたら窓の外からガタン!と大きな音がしたので思わずカーテンを開けたのです。
あまり開けないので気付きませんでしたが、窓の向こうであちらは書斎なのか寝室なのかわかりませんが、カーテンが半分開いたままの部屋が見えていました。
この辺で聴こえたはずなんだけど何だったのかな?と辺りをキョロキョロしましたが特に変わりはなく。
勘違いか…と思いカーテンを閉めようとしたその時でした。
バンッ!と窓に手をつく音。
明るい時間帯でも流石に怖いです。
手のひらだけが見えている状態で半分掛かっていたカーテンで隠れている為誰なのかはわかりません。
窓は完全に閉まっています。
その場で立ち尽くす私は怖いもの見たさもあり目を離せませんでした。
そして、とうとう隠れていた部分のカーテンが勢いよく開けられたのです。
衝撃が走りました。
この目に飛び込んできたのは、
全裸の女性が目隠しをされた状態で後ろから同じく全裸の男性に挿入されている光景でした。
淫らに涎を垂らし喘いでいるのでしょうか。
防音仕様を施しているのか、音声は全く聴こえてきません。
ですが、全裸の男女が汗ばみこちらに向かって公開セックスをしているのです。
何故こんな事が起こっているのか頭が追いつきません。
他人に見られても見せられる機会は早々なかったものですから。
身体が硬直して動けないのも初めてです。
隣人の窓際セックスを目の当たりにし、ガン見してしまっている後ろめたさ。
でも、男性の方は激しいピストンで女性を揺さぶり髪を掴んで何か罵っているようにも受け取れます。
早く……カーテンを閉めて此処から立ち去らなきゃ。
そう焦るのにちっとも動けない。
見入ってしまう。
いいえ、見惚れていたのです。
あまりにも美しいセックスでした。
女性は激しく甚振られながらも絶頂していたのだと思います。
目隠しをされていましたが間違いなく昨日お会いしたお隣の奥さまだと。
確信した途端、その奥さまを窓に押し付けるようにこちらに向いてバックピストンで追撃しています。
そして、その旦那さんと窓越しで目が合いました。